[2021年4月12日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先週は寒い1週間でしたね。
コート類を早くもクリーニングに出してしまって、外出のとき着るものがなくて、ほんとうに困りました。
しかたなく春服を着て外に出たので、外見は「さわやかなおじさん」でしたが、中身は鼻水が垂れるのを必死にがまんするおじさんでした。
春の天気をなめたらいけませんね。
先日、本棚を整理していたら、こんな本が出てきました。↓
改めて読んでみても、感心することばかり。
東大合格=特別な教材や特別な勉強法 と思われがちですが、勉強方法は至ってシンプル。
『授業をよく聞く』
『間違い直しをきちんとする』
の2点。
これなら誰でもできそうですね。
でも、この『誰でもできること』を徹底的にするのが東大生。
まず『授業をよく聞く』ですが、単に、授業中、先生の話をじーと聞くのではなく、先生の話をよく聞く、すなわち、先生の話を理解するために、前もって予習をしていますし、板書だけでなく、先生が言ったこともきちんとメモするという努力をしているのです。
「先生の話をちゃんと聞いたけど、さっぱり理解できなかった」では意味がありませんからね。
前もって教科書に目を通す、英語や古文・漢文なら本文をノートに書き写す、数学なら例題を解いてみる・・・
このちょっとした手間をかけるかどうかで理解度はかなり違ってくると思います。
そして『間違い直しをきちんとする』も同様。
「とりあえず赤ペンで答えを写した」「とりあえず解説を読んでみた」
では『間違い直しをした』とは言えない。
・自分に足りない知識は赤ペンで書き加える
・解説は読むだけでなく1行1行考えながら写す
・テスト前に頭に入っているかもう一度確認する
など、手と頭を目一杯使って、自力で解けるまで何度も繰り返すことが『間違い直しをする』ことだと書かれています。
またこの本には、東大の2次試験は記述問題ばかりなので、ノート作りがその対策になったとも書かれています。
新潟県の高校入試の問題も記述問題や思考力を問う問題が増えていますので、このようなノート作りが役立ちそうですね。
繰り返しになりますが、勉強には特別な教材も勉強法も必要ありません。
『誰でもできること』を徹底的に繰り返すのみです。
わかるまでやるのが勉強なんですよね。
もちろん、1人で解決できない場合は、我々を大いに利用してください。