[2021年7月16日]
ようやく新潟も梅雨明けをし、日差しがグッと強くなりましたね。今年は人生初の「梅干しづくり」に挑戦中。いよいよ大詰めの「干し」の作業が始まります。ここまでは何とかうまくカビることなく出来ていますので、この詰めの作業が上手くいき、初自家製梅干しを食卓に並べることが出来るよう頑張りたいと思います。暑くなり、熱中症が心配される季節です。水分補給をしっかりして元気に夏をお過ごしください。
来週から夏休みが始まります。「お昼ごはん問題」に頭を抱えているのは私だけではないのでしょうか?学校が長期休暇に入ると本当に給食のありがたみを感じます。また、それに加え、およそ1か月もある夏休みは、お子さんの勉強にも悩みの種ですよね。中学生は多くの学校が休み明けすぐに定期テストがあり、間もなくテスト範囲表も出されるため、この休み期間中に何をするべきか?が明確ですのでが、小学生の場合は、何をどうしたら?とご相談をよくされます。
多くの小学校では「自主学習」が宿題とされています。私自身、子どもの宿題の「自主学習」って何をすれば良いのかな?とよく悩みます。そんな中、先日このような本を見つけました。今月のお便りでも紹介した本です。
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「自主学習ノートの作り方」は、学校の先生向けに書かれたものですが、保護者の方にもとても参考になると思います。自主学習の意義、意味のある自主学習とは何か?家庭での学習の取り組み方などに加え、具体的な学習内容が掲載されています。更に同じシリーズの「実践編」では、実際の子ども達のノートの例が多く掲載されているので、子どもと一緒に「お手本」を確認することもできます。どうしても自主学習は子ども達が自分のやりやすいことに偏りがちです。せっかく取り組むのであれば、ただノートを埋めるだけではなく、より内容の濃い、意義のあるものにするためであってほしいと思います。夏休みに「自主学習」をレベルアップ目指してみては良いではないでしょうか。
また、夏休み中にお子さんの学習を見る機会が増える保護者の方もいらっしゃるかと思います。そんな小・中学生の保護者の方にお子さんの家庭学習を見る際のこんな点を見ていただくと良いと思います。
夏休みは期間も長く時間もたっぷりあります。そんな時だからこそ、じっくり取り組んでもらいたいと思う方も多いかと思います。1つ1つの学習にじっくり時間をかけて取り組むことは良いのですが、1つ1つの問題に「どれだけ時間がかかっているか?」ということに是非意識していただきたいと思います。
テストや入試において、1つの問題に何十分も時間をかけることは出来ません。ですが、子ども達の中には1つの問題に何十分もかけて取り組む子が多くいます。とは言っても、その何十分の間、ずっと考えているかというと、そうではなく「わからないな〜」とただお地蔵さんのように固まっていることが多くあります。そのうち嫌になって、適当に終わってしまうか、時間が来たからや〜めたっとなるかです。
1つ1つの問題演習に時間がかかりすぎる子にはまず、問題集の1ページを解く際に、タイマーを利用して時間をはかり、かかったタイムをワークの隅に記入させることをおススメします。ゆっくりさんの子を急にテキパキさんに変えることは無理です。まずは、「自分の時間を知る」ということから始めると良いと思います。何分かかって問題を解いているか?を意識することが、その後のタイムアップへの第一歩となります。
学習において「時間の使い方」はとても重要です。学習する時間、学習開始時間、学習中の時間の使い方など、テストや入試に向けた学習には全て「時間」というものがカギを握ります。「時間力」を身に付けることが学力UPのポイントでもあります。時間がたっぷりある期間における学習だからこそ、より効率的に有効に時間を使って学力UPを目指してください。
さて、来週から夏期講習が始まります。夏期講習期間中はブログをお休みさせていただきます。次回の更新は、8月23日からとなります。夏期講習期間中、ビシバシと子どもたちを指導していきたいと思います。
1か月後、子どもたちと共に私たちも成長できるよう有意義な夏休みを過ごしたいと思います。皆様もどうぞ、良い夏をお過ごしください。