[2021年9月6日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
昨日の日曜日は久しぶりのお休みでしたので、家族3人で今年2回目の『釣り』へ。
前回失敗した、針の大きさ、仕掛けの作り方、魚の保存方法、暑さ対策などを事前に研究して臨みました。
(『研究』と言っても、YouTubeを見ただけですが…)
あまり人がいないところで釣ったのですが、研究の甲斐があったのか、晩御飯のおかずになるくらい豆アジが釣れて大満足!
普段あまり喜んで魚を食べない息子もたくさん食べてくれました。
やはい自分で釣った魚はおいしいのでしょうね。
釣りシーズンはまだまだ続きますので、また研究をして行きたいと思います。
現在、小学5年生が『速さ』を学習します。
『速さ』は小学算数で1、2位を争うぐらい重要な単元!
でも『速さ』は、み・は・じ(または、は・じ・き)の公式 ↓
道のり=速さ×時間、速さ=道のり÷時間、時間=道のり÷速さ
を使いこなすことに重点が置かれがちですが、個人的には『速さ』を『単位量あたりの大きさ』として捉えることが大切だと思っています。
『単位量あたりの大きさ』として捉えるというのは、例えば、『分速60mの速さ』を『1分間に60m進む速さ』と捉えるのです。
そうすれば、「分速60mの速さで30分間進んだときの道のりは?」という問題も、「1分間で60m進むのだから、30分間ではその30倍進む。つまりかけ算をすればいいんだ!」となるのです。
また、「分速300mの速さは、時速何?の速さですか?」という問題も、「1分間で300m進むのだから、1時間(=60分)ではその60倍すればいいんだ!」と考えることができるのです。
これを公式のみに頼ってしまうと・・・
「『速さ』から『速さ』を求める公式なんかない!」となってしまいます。
(注)300×60=18000 となり、これは時速18000mのことですので、1?=1000m を使って、時速18? と直さなければいけません。
ただ、今年の5年生は『単位量あたりの大きさ』をみっちりやっていたせいか、いつもの表をかいて説明すると、あっさり理解してくれます。
『速さ』を『単に量あたりの大きさ』して捉える訓練をきちんとしておけば、中学生になって、「距離(道のり)の求め方って、かけるんでしたっけ? 割るんでしたっけ?」などというその場しのぎの(次につながらない)質問をせずに済みます。
算数・数学は『いかに公式を使いこなせるか』が大事な教科だと思われがちですが、知識として定着させる、きちんと使いこなせるようにするために、その『公式』がどのような過程・根拠で導き出されたのかを大切にしてほしいですし、逆に「なんでこの公式になるの?」と疑問に思ってほしいですね。