[2021年9月10日]
秋らしいさわやかな青空が広がる良いお天気ですね。ですが、今週の半ばはビックリするほど寒く、慌てて長袖の服を引っ張り出すほどでしたね。日々の寒暖差が大きく、本当に体調管理が難しい毎日です。私は今週初めにコロナワクチンを接種しに行き、熱が出るのでは…と不安な日々を過ごす毎日でしたが、特段何ともなくホッと一安心でした。寒かったり暑かったりと気候変動についていくのが本当に大変な日々ですが、皆様もどうぞお体を大切にお過ごしくださいね。
さて、各中学校で実施された定期テストの答案返却が始まりました。夏期講習の成果はいかに?と私たちもドキドキしながら子どもたちから答案を見せてもらう毎日です。ようやく出そろい始めたので、これからじっくり一人一人の結果を見て、今後の学習計画を練っていきたいと思います。詳しい結果分析は来週以降のブログでお知らせしたいと思います。
子どもたちは『テストが終わった〜!!』と楽々している様子ですが、残念ながら次回のテストまで何と!!残り8週間しかありません!!そのことを授業内で告げると、一様に驚いた様子です。やはり気付いていなかったか…(-_-;)。そう!!前期期末テストから後期中間までの期間は本当に短いんです。『テストが終わったからちょっと一息ついて…』なんて言っているうちに次のテストがやってくるのです。今回の結果をしっかり受け止めて、次に向け、また走り出さなければいけません。
次回の英語のテスト範囲は以下の文法事項が中心になるかと思います。
中1・・・?三人称単数現在形の文?現在進行形の文?一般動詞の過去形の文
中2・・・?動名詞?5文型?比較の文
中3・・・?分詞の形容詞的用法?関係代名詞(主格・目的格)?仮定法
各学校によって進度差があるため、どの学年においても?の文法事項は進度の早い学校での範囲と予想されます。
こうして、文法事項を列挙しただけで、はぁ〜っとため息が出てしまうような難度の高い文法事項ばかりです。特に中3生の「仮定法」は現高校1年生が、これから高校で学習する内容です。新しい教科書になり、新たに中学英語に盛り込まれた学習単元です。
小学生の学習だけでなく、中学生の学習も、秋以降の学習内容は一段と難しくなります。特に中学英語では、新教科書から単語量もグッと増え、教科書本文も昨年までの教科書と比べ、その表現や使用されている単語の難度が高くなっています。
現中学2・3年生は、旧教科書での学習と同様のやり方をしていては思うように学力を伸ばしていくことは難しくなります。【学習する単元内容が難しくなってきた】プラス【教科書自体が難しくなっている】のですから、やはり学習そのものをギアチェンジし、レベルアップさせる必要があります。先日も、定期テストで高得点を取り続けている子から「英語の学習方法に悩んでいる」という相談を受けました。今まで得点が取れていた子でも悩んでしまう、そんな内容となって来ているのです。
基本的に語学の学習というのは近道はありません。〇〇したから10点UPなんてのは絶対にありません。得点を上げたい、もしくは維持させたいのであれば、地道な取り組みしかありません。特に、これだけ単語量・単語レベルがUPしている教科書で学習するとなると、とにかく【英語の学習は毎日すること】が鉄則となります。英語の学習で大切なのは、まずこの2つです。
?単語練習は必ず毎日する−一度にまとめて何時間も単語練習をするのは意味がない!!毎日10〜15分でOKなので、日々単語学習をしましょう。気をつけなければいけないのが、『作業』にならないようにすることです。〇回書けばOK―ではなく、【意味を確認➡発音➡書く】の流れで。何回書くかは個人個人の能力によりますが、基本は覚えるまで取り組むことです。
?品詞・文型を意識して長文読解&問題演習をする−何とな〜くこんな感じかな〜というようなふわ〜っとした勉強をしないように。中学生での学習は英語学習の土台作りの時期です。基本的な品詞に関する知識をきちんと理解しておく必要があります。品詞を意識することによって、それぞれの文における一つ一つの語の役割が見えてきます。その役割を掴むことが出来ると、文章読解の正確さがUPしてきます。
小学1年生〜4年生ぐらいまでの国語の学習を思い出してください。まず初めに、文字や単語を覚え、簡単な文を使って「主語・述語」や「品詞」、「文の構成」などを学んでいきます。そうした土台作りを経て、小学高学年には複雑で抽象的な文章の読解へとなっていきます。中学3年間の英語の学習は小学1〜4年生の国語の学習と同じようなものだと思います。
言語教科になると、「言語感覚」という何となくの感覚というのが必要な場面もありますが、しかし、感覚だけで学習を進めていくことはできません。数学の問題で、「なんとな〜く、x(エックス)は8っぽいなぁ〜」なんて感じで答えを書くことはありませんよね?これと同じで、英語でも国語でも、試験問題を解くとなると、「〇〇は××だから答えは△△」という論理が必要です。
普段話している日本語を扱った「国語」でさえ、満点を取るのは難しいもの。いわんや、日常的な使用時間の少ない言語となれば、より一層の積み重ねが必要なのは明白です。「歯磨きをするように学習する」ことが英語の得点UPには欠かせません。大変かとは思いますが、是非、毎日取り組んでください。