[2021年9月27日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先週、2回目のワクチン接種が終わりました。
「そういえばちょっとだるかったな」程度で、熱が出ることもなく、無事に過ごしています。
熱が出て寝込んでしまうようなことがないのはありがたいのですが、ちゃんと抗体がついたのか心配になってしまいます。
ちょっと複雑な気持ちですね。
昨日の日曜日は、中3生対象の『新潟県統一模試』を実施しました。
みんな朝早くから真剣に取り組んでいました。
お疲れ様です。
3年生になると、模試や実力テストを受ける機会が増えます。
国・英・社・理は、定期テストでも模試や実力テストでも、同じような傾向(得意な教科は得意、不得意な教科は不得意)が表れるのですが、数学に関しては、定期テストではいつも90点以上取れるけど、模試や実力テストになると、60点取るのがやっという子が多いです。
平均点が違いすぎる(定期テストは80点前後、模試や実力テストは50点前後)という理由もありますが、一番の原因は『勉強方法』ではないでしょうか。
定期テストの数学の勉強方法と言えば、教科書やワークの問題を解いて○付けをして、間違えたら解説を読んで、テストまでに解き方を覚える』というのが一般的なやり方ではないでしょうか。
定期テストの勉強としてはこれで十分かと思いますが、これが模試や実力テスト、もっと言えば、入試の勉強方法としては不十分です。
定期テストと模試や実力テスト、入試問題との大きな違いは、勉強したこと(解いたことがある問題)がテストに出るか出ないかということ。
定期テストでは、教科書やワークの問題(そのまま、あるいは、似たような問題、数字を変えただけの問題)がテストに出ますが、模試や実力テスト、入試では見たことがない(解いたことがない)問題が出るのです。
「見たことがない問題が出るんなら、対策のしようがない」と思われるかもしれませんが、対策はちゃんとあります。
まずは、『きちんと理解する』こと。
子どもたちの話を聞いていますと、「解けた(〇をもらった)けど、なんでこうなるのかよくわからん」ということを言います。
似たような問題が出る定期テストならば、理解が不十分でも模範解答のまねをすれば解けるかもしれませんが、似たような問題が出ない模試や実力テスト、入試ではそういう訳にはいきません。
なので、教科書やワークの問題を人に説明できるレベルまできちんと理解する必要があるのです。
先ほどから、「模試や実力テスト、入試では、似たような問題は出ない」ということを言ってきましたが、模試や実力テスト、入試も、ちゃんと似たような問題(パターン化された問題)が出ているのです。
ただ、理解力が曖昧なため、それに気付かないのです。
一題一題をきちんと正確に理解しましょう。
次に『定期的に繰り返す』こと。
定期テストは短期決戦ですので、半年前のことや1年以上前のことを復習する必要はありませんが、模試や実力テスト、入試の対策では、半年前や1年以上前に解いた問題も復習する必要があるのです。
また、模試や実力テスト、入試の問題は、難しく解答(途中式)も長いです。
問題が難しく解答(途中式)が長くなればなるほど、忘れるのも早くなりますので、定期的な復習が必要となるのです。
当塾では、模試が終わると、問題の解き直しをさせているのですが、ほとんどの子がその1回きりで終わっていると思います。
間違い直しが終わればそれでOKではなく、それが自力で解けるまで何回もチャレンジしなければならないのです。
定期テストでいい点数を取ってくると、「この方法でいい」と思ってしまって、なかなか勉強方法を変えようとしないのですが、それでは入試では通用しません。
模試や実力テストで思うような点数が取れない人は、『深く理解して何回も繰り返す』ことを実践してみてください。