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啓新セミナー

[2021年10月4日]

されど計算

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

昨日の日曜日、新津美術館の『富野由悠季の世界』へ行ってきました。
子どもの頃何気なく見ていた『ガンダム』や『イデオン』、『ザンボット3』などには、それぞれの世界観があり、登場人物もその世界観に合うように設定されていることを初めて知り、とても勉強?になりました。
「ニュータイプとは?」「イデとは?」・・・
なかなか奥が深い!
こういう世界観を学んだあとでもう一度アニメを見ると、また違った見方が出来るかもしれませんね。


現在、小学6年生が『円の面積』を学習しています。
皆さん知っての通り、円の面積=半径×半径×3.14 です。
求め方自体には特に問題はないのですが、問題は『計算』です。
小数の計算がなかなか合わない!
計算が合わない一番の原因は、筆算をまっすぐ書けない(書かない)こと。
筆算をまっすぐ書くというのは、縦・横の通りを揃えることなのですが、今まで縦・横の通りなんか気にしなくても解けるような簡単な計算しかやってこなかった子は大苦戦!!
何度も何度も解き直しています。

計算が合わない子の共通点として、ノート(計算用紙)に筆算を縦横無尽に書いていることが挙げられます。
ノートの真ん中に書いて、次の計算をその右上に書いて、左下に書いて、いよいよ書く場所がなくなったらノートを横にして書いて・・・
本人もどこに何が書いてあるのかわからない状態で書いているのです。
これでは合うはずがありません。
いくら授業用のノートではないにしても、きちんと縦・横の通りを揃えなければ正確な計算をすることはできません。

また、計算間違いに早く気付くためにも、途中の計算の結果をきちんと残しておくことも大事です。
例えば次のような計算
 5×5×3.14÷2 (半径5?の半円の面積を求める問題)

「答え違うよ」というと、もう1回最初から最後まで一気にやってしまう子がいるのですが、おそらくそれではまた同じように間違えてしまうだけです。
なので、次のように途中の計算の結果をきちんと残しておいて、それぞれが合っているかどうかを確認すれば、自分の間違いに早く気付くことができるのです。
5×5=25
 25×3.14=78.5
 78.5÷2=39.15
 ※この場合、78.5÷2 が間違っている。(78.5÷2=39.25)

たかが計算ですが、されど計算です。
計算が速く正確にできて初めて、文章題や図形や割合等の次のステップに進めます。
どうしたら計算ミスが減るのかを常に考えながら、たくさん計算練習をしてください。