[2021年10月22日]
朝布団から出るのが辛くなってきましたね。目覚まし時計を探りながら「あともう少し…」とぬくぬくするのが心地よい日々です。今週は、悲しいお知らせが…。先週のブログで毎日のようにコクワガタのちびちゃんとの生活をつづりましたが…、その翌日に何と!!コクワガタちゃんがお空へとかえってしまいました。土曜日のお昼ごろまではモソモソとしていたのですが、夕方に仕事から帰り声をかけたのですが、既にピクリとも動かない様子。悲しい悲しい週末を過ごしました。あれだけ「たかが虫」と言い、大して何もしなかった私でしたが、息子以上にへこむ毎日を送っています。生き物を育てるというのは本当に難しいものですね。残された我が家のクワガタちゃん達とドジョウさん達を大切に育てていきたいと思います。
さて、明日からはいよいよ定期テスト対策の特別授業が始まります。ほぼ全員が受講し、殆どのコマが満席です。今回は前回のテストからの期間が短いわりに範囲が広いので、どの子も心配な様子です。しっかりサポートして万全の態勢でテストに臨めるように私たちも頑張りたいと思います。生徒の皆さんは、時間割を確認して授業教科の教科書やワークを必ず持ってくるようにしてくださいね。
さて、ここ最近は中学生さんのお話ばかりでしたので、今日は小学生さんの授業についてお話ししたいと思います。
今週の小学生さんの国語の授業の中で、物語の読み取り問題の中で『□に入る色を答えなさい』という問題がありました。ですが、何度間違い直しをしても色とは全く関係のない言葉ばかりが出てきます。どうしてそのような言葉を書くのかを確認すると『□に入る言葉でしょう?』という返答が…。『エっ?!』そうなんです。設問文の最初しか読んでいなかったのです。
こういうことは、国語に限らず算数でも、また小学生に限らず、中学生でもよく目にします。
国語で子ども達に間違い直しをさせると、なかなか正答にたどり着かない子の多くは同じような取り組み方をしています。
?傍線部付近の文章だけを読み直す。
?設問文を読み直していない。
というやり方です。
国語の問題演習において大切なのは、文章の内容を理解することはもちろんですが、問われている内容が何か?を読み取ることが出来なければ正答にはたどり着くことはありません。人物の気持ちを尋ねているのか?状況を尋ねているのか?誰の立場で答えなければいけないか?ーこれらは全て設問文にしか書かれていません。国語が苦手、算数の文章題が苦手という子は、この「何を問われているのか?」を考えようとしていないことが多くあります。
文章題が苦手な場合、文章そのものが理解できていないのか?設問文をきちんと読んでいないのか?によって学習法が変わってきます。小学生のうちは定期テストに追われることがないので、一つ一つのことにじっくり取り組むのに良い期間です。教科書の文章内容が理解できていないのであれば、そもそもの語彙力を強化する学習に注力し、設問文がきちんと読めていないようであれば、問題集などを活用し、1つ1つの問題に対し、「なぜその答えを書いたのか?」をじっくりと確認することに注力し進めることが効果的です。
丁寧に辞書で語句を調べ語彙力を強化し、「なぜ?」「何?」を大切にするーそんなじっくり学習が小学生のうちに出来るかどうかが中学・高校での学力に大きく影響します。塾での授業ではそういう学習を常に行っていますが、是非ご家庭でもテストの得点ではなく、「なぜこの答えを書いたのか?」「文章題のどんなところで躓いたのか?」を見ていただくとお子さんの弱点が見えてくるかと思います。また、英語と同様で国語も言語教科です。言語教科は「毎日取り組むこと」が肝心です。是非、毎日取り組んでいただきたいと思います。