[2021年10月29日]
あっという間に10月も残り数日、間もなく11月というわりにここ数日は日中が暖かい毎日ですね。寒くなってくると家の中で縮こまっていることが多く、1日数百歩しか歩いていないなんて日も…。これではいかん!!と思い、今週は意識して歩いたり自転車に乗ったりして過ごしました。
先日、鳥屋野公園に車を置いて公園散策し、キラキラマーケットまで買い物に行って来ました。青空に紅葉が映え、とてもきれいでした。そろそろ冬支度となりますが、今が旬の紅葉をしっかり楽しみたいと思います。
「スポーツの秋」「食欲の秋」と秋は何かをするのにとても良い時季ですが、〇〇の秋の一つに「読書の秋」があります。10月27日から11月9日までの2週間は「読書週間」となっています。普段から本が好きな子もそうでない子も是非多くの本に触れあってもらいたいと思います。
我が家では毎日「読書タイム」を設け、親子で読書を楽しんでいます。我が家での最近のブームは「ユリシーズ・ムーア」シリーズです。
3人の子どもが謎解きをしながら時空を超えた旅をするファンタジーです。10年前に何とな〜く書店で出ていた新刊を購入し、面白いな〜と思って2巻まで読んだのですが、その後はずっと本棚の奥にしまい込んでいました。1冊350ページ前後で、第1期と第2期あわせて12冊と、そこそこ分量のある本ですが、文体も内容も読み易く謎解きが好きな人にはおススメです。
息子にも読ませたいと思い薦めてみると、結構食いつきがよく、あっという間に2巻を読んでしまい、続きを催促されたので、残り10冊を一気買い。中には欠品しているものもあり、全作をそろえるのには少し苦労しましたが、何とか全部そろえることが出来ました。
シリーズもので、それぞれがある程度分量があると、途中で飽きてくるようで、せっかく全巻揃えたにもかかわらず途中で止まってしまった息子と私。息子は第2期の2巻か3巻辺りでとまり、私は第1期の3巻で止まっていたのですが、せっかく苦労してそろえたシリーズものなので、何とか息子に最後まで読ませたいと思い、息子を誘い再びユリシーズを読み始めました。
私が必死になって読んでいると、その様子をちょこちょこ覗いては、「〇〇の犯人はこの人だよ〜」とか「この後こんなことがあるんだよ〜」などと、謎解き系を読んでいる最中に一番いらない情報を嬉々として語ります。本当に迷惑な話です。以前も、何かの映画を観ている時に、その映画の小説版を読み終わっていた息子は、「実は〇〇が悪い奴なんだよ」と…。終盤のいいところで「これからどうなるんだろう???」と楽しんでいる最中にです。本当に最悪です。
と、まあこんな感じで時には読書を楽しむはずが険悪なムードとなってしまうこともありますが、子どもと同じ本を読むことで時には競い合ったり、その本の話題で盛り上がったりと楽しく読書をすることが出来ます。我が家では私が「読ませたい」と思う本に誘導することもありますが、そうだけでなく息子が気に入って読んでいる本を後追いで私が読むこともあります。だんだん大きくなってくると、「体験を共有する」ことが難しくなってきますが、同じ本を読むことで子どもとの体験を共有することが出来ます。
「読書」というのは単に知識を増やしたり語彙力を高めたりするだけのものではなく、そうした体験の共有ができる一つの手段だと思います。寒さも増してお家時間が増えるこれからの季節、親子で読書を楽しんでみてはどうですか?