[2021年11月1日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
気が付けばもう11月ですね。
今年もあと2か月。
今年もコロナの影響で、外出することがほとんどなく、季節感を感じることがないまま1年が終わってしまいそうです。
まあでも、ここまで自分も含め身近な人が元気に過ごせているのがなによりですね。
「来年こそ旅行へ!」と思ってがんばっていこうと思います。
昨日の日曜日は、中3生対象の『新潟県統一模試』を行いました。
朝早くからご苦労様でした。
当塾では、模試が返却されると、「模試の間違い直し」をしてもらっています。
昨年の3年生は、単なる解答解説の丸写しではなく、色を変えたり、表にまとめたり、漫画風に描いたりと、みんな工夫をして、私の方が参考にしたくなるような「振り返り(間違い直し)ノート」を作っていましたが、今年の3年生は「もう一息!」という感じです。
もちろん、ノートを作ることが目的ではなく、間違えた問題を理解してできるようにすることが目的なのですが、作ったノートを見ると、普段の勉強のやり方、姿勢などがよくわかります。
『ノート作り』ってすごくめんどうで、時間がかかるものですが、わかったこと、逆にわからなかったこと、感動・感心したこと、なるほどと思ったこと、・・・ こういうことを書き留めておくと、頭の中が整理されて、きちんと理解できたり、疑問点・問題点が明確になったりするのです。
数学や理科の計算などの難しい・複雑な問題を、子どもたちは頭の中だけで考えようとして、固まってしまうのですが、難しい・複雑な問題になればなるほど、いろいなことをメモしながら考えるようにしてほしい。
例えば、関数の動点の問題。
「点Pは点Aを出発して・・・ x秒後の△APDの面積をyとして・・・」という問題ならば、まず、点Pが点Aを出発するのでAPの長さがx?とわかるので、APのところにxとメモする。
また、△APDの面積が問題になっているので、△APDを作ってどこが底辺でどこが高さなのかをメモする。
これだけでも何がわかって何がわからないかがはっきりしますので、求めなければならないことがわかるはずです。
また、解答解説を読んでもわからない問題は、とりあえず解答解説を丸写ししてみるのも手です。
写しているうちにわかることもありますし、写すことでどこまでわかって、どこからわからないかが明確になりますので、質問もしやすくなります。
単に時間をかけてきれいなノートを作ればいいというわけではありませんが、ノートというのはその人の頭の中を写すものだと思いますので、整理されたノート、見やすいノート、わかりやすいノートを作ることを心がけることは大事であると思います。