[2022年1月24日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先週は、コロナと大雪の猛威に悩まされた1週間でしたね。
(昨日、今日はいい天気ですが・・・)
学校が学級閉鎖となって欠席する子も多く、その対応で毎日バタバタしていたような・・・
まだまだ先が見えませんが、何があってもいいように、早め早めの行動を心がけていくしかないですね。
そんなこんなの忙しい?1週間でしたので、共通テストはまだ『数学?・A』しか解いていないのですが、その感想を・・・
センターテストは、『計算力』と『スピード』勝負で、あとは過去問を繰り返し練習しておけばなんとかなった(私だけかもしれませんが・・・)のですが、共通テストは『計算力』と『スピード』に加え、『読解力』がないと太刀打ちできないと強く感じました。
(問題自体に問題があったのかもしれませんが・・・)
センターテストは試験中、常に鉛筆が「カタカタカタカタ・・・」と動いているイメージがあるのですが、共通テストでは、問題文を理解するのに時間がかかって、鉛筆が止まっている時間の方が長かったという子も多かったのではないでしょうか。
今年の数学?・Aの平均点(中間集計)が37.96点で、昨年よりも約20点低くなっているのもうなずけます。
普段、小学生や中学生の算数・数学を見ていますので、計算力がない子が多いのは実感していましたが、計算に加え、読解力も要求されてしまうと、理系の子でさえ、苦戦したでしょうね。
計算力も読解力も小さい頃からの積み重ねで身に付くものであって、高校生になって急に身に付くものではありません。
計算力や読解力を身に付けるには、『難しい問題』『めんどくさい問題』から逃げずに立ち向かうこと。
ただお子様一人では逃げずに立ち向かうことはなかなか難しいかと思いますので、お家の方のサポート(叱咤激励)が必要です。
親子で一緒に立ち向かいましょう。
また、解答スピードを上げるには、ある程度は暗算で解かなければいけません。
暗算で解くためには、小さいうちから暗算で解く練習をすればいいかと思われますが、逆で、小中学生のうちは、途中式や図表などをきちんとかいて、「なぜそうなるのか?」をきちんと理解、証明(説明)できることが大事です。
筆算にしろ、文章問題にしろ、図形問題にしろ、暗算で解くということは、頭の中で正しい考え方、解き方、状況をイメージしながら解くということ。
その元となるイメージするのもがぐちゃぐちゃだったり、曖昧だったりでは正しくイメージすることはできません。
(くり上がりやくり下がりきちんと書かれていない筆算をイメージしながら暗算しても正しい答えは出ません)
暗算力を鍛えるためにも、今はきちんと書く、理解することに重点を置いて学習しましょう。
何事も急にはできません。
コツコツ積み重ねるしかないのです。
先々のことを考えて、今できること、今やらなければならないことに集中しましょう。
(共通テストの感想にまったくなっていませんが・・・)