[2022年2月25日]
2月も下旬というのに毎日寒いですね。寒さは厳しいものの雪が降らないことがありがたいですね。津南や妙高の方では全国トップクラスの大雪で大変なようです。新潟はやっぱり広いですね。来週は気温もぐっと上がるという予報ですので、そろそろ雪に悩まされる季節ともお別れでしょうか?来週には公立高校の入試が実施されるので、お天気・気温に恵まれることを願っています。
入試を控えた中3生の皆さんは、連日の入試対策授業で大変ではありますが、残り1週間、出せる限りの力を振り絞って頑張ってもらいたいと思います。
さて、中3生以外の授業は現在お休み、来週から再開となります。中学生さんはほぼ全員の期末テストの結果が出そろっているので、授業再開後の授業では恒例の「振り返りシート」の作成に入りたいと思います。その準備として、各中学校の定期テストを全て解き、どの子がどの問題で間違えているかをチェックしています。
啓新セミナーでは、毎年いくつかの学校の生徒さんが在籍していて、今年度は7つの中学校からの生徒さんが来ています。どの中学校・教科においても問題のベースとなっているのは学校のテスト範囲表に指定されているワークです。ですから、基本的にはワークをきちんと取り組むことで、ある程度の得点が取れるようなテストとなっています。
ただし、学校や教科によっても、その難易度は大きく異なっています。テストでは、基本問題から応用問題までがちりばめられていますが、その配分は学校・教科によって異なります。ある中学校・教科では基本問題が9割であったり、ある中学校・教科では基本問題が6割であったりと学校間、教科間の差も非常に大きいです。同じ80点でも大きな差があります。
小学校までのように全ての教科で『80点以上を目指そう!!』というのは難しく、素点(得点)のみで良い・悪いを判断することは出来ませんし、単純に60点が悪くて80点が良いという訳でもありません。
これが高校生にもなると、平均点が40点台というようなものも出てくるので、中学生まで以上に素点(得点)のみで学力を判断することはさらに難しくなります。お子さんが高校生になって初めて定期テストの答案を持って帰ってきたのを見てビックリする保護者の方は、とても多くいらっしゃいます。
各中学校ではそろそろ「順位」が出始める頃かと思います。定期テストは必ず、【得点+順位】をセットでその結果がどうであったかを判断することが大切です。得点が大幅にUPしていたとしても順位が大きくダウンしていれば、単純にテストが簡単だったために見た目=得点が上がっているだけで、順位が下がっているということは基本的な学習が足りなかったと言えます。
お子さんのテスト結果は、答案用紙だけでなく、テストまでのワークの取り組み方、きちんと提出日に提出できたか、順位はどうだったか、などを総合的に見て頂きたいと思います。教室でも、子どもたちには、全ての教科において、その子の現状の学力を鑑み、きちんと学習すればできた問題にマーカーを入れてお返し、振り返りシートを書いてもらいます。
来週以降、個人面談を行いますが、その時にお子さんの振り返りシートをお渡しし、今回のテストの結果を総合的に見て今後の学習についてお話させていただきます。学年末、現在の課題をしっかりと確認し、次年度に向けての準備をしっかりとしていきたいと思います。お忙しい中、教室へお越しいただくこととなりますが、どうぞよろしくお願いいたします。