[2022年4月22日]
4月も下旬を迎え、新生活もようやくひと段落、落ち着き始めた頃かと思います。3月の公立高校入試が終わり、春期講習も終わり、落ち着き始めたこの時期は我が家は主人と二人、健康チェック強化期間となります(私が勝手にそう思っているだけですが…)。
普段から健康に気を配っている主人とは違い、毎年のように『ヤバイよヤバイよ〜』と、とある芸人さんのように焦るのはいつも私一人。普段から気を配ればよいのですが、なかなか欲求に勝てず、毎年のように焦りまくっています。
ということで、今週は以前から気になっていた「頭痛」と向き合うべく脳神経外科に行ってみたり、全身気になるところだらけを何とかせねばと人間ドックに行ってみたりとあちこちの病院に足を運ぶ1週間でした。入試&春期講習の疲れというよりは、単に“良いお年頃”ということで、どこに行っても「更年期ですかねぇ〜」と言われて帰ってくる次第です。致し方ないな〜とは思うものの、?オバサン度UPと宣告をうけるために病院に行っている?と切ないもんです。先週から今週にかけては気温差が激しい毎日ですので、どうぞ皆さんもお体を大切にお過ごしくださいね。
今週に授業の時に、小学生さんから切ない心の叫びが…
小学生5年から「小学英語」を開講しています。その時の話です。
啓新セミナーの小学英語は一言で言うと「楽しくない」「辛い」とくら〜いワードが並びます。楽しい英語のゲームもアクティヴィティも一切ありません。なぜか?ーそれは、「小学英語」ではありますが、指導内容は中学生と全く一緒だからです。進度こそ中学生のように速くはありませんが、
【文法指導】+【新出単語チェック】+【教科書本文内容読解】※中学生の教科書を使用+【ワーク等での問題演習】
と、中学生と全く同じ内容で授業をしています。当然ながら、中学生さんに実施している「単語&教科書本文テスト」も毎回実施です。小テストの合格基準も中学生さん同様、基本は満点で合格、不合格となれば合格となるまで再テストです。
そんな過酷な授業のなか、受講している小学生さんが…
「この単語テストっていつまでつづくんですか???」
と、切な〜い表情で聞かれました。
「これからずっとだよ〜」
と笑顔で答えました。
ひきつった表情で力なく「あ、ふ〜ん…」との答えが。
ま、小学生さんにしてみると、「合格するまで練習をし続ける」とか、「小テストで合格出来るようにするために練習する」というのは、あまり馴染みのない学習かと思います。しかし、いずれ中学生になったら、「結果=得点」を出すために勉強をすることが当たり前となってきます。だからこそ、小学英語では英語の内容を定着させるためだけでなく、「練習する、ノートを書く」ことに主眼が置かれた「小学生的学習」から、結果を出すことを目的とした「中学生的学習」へのシフトチェンジをスムーズするためのトレーニングの意味も含んでいます。
大学入試が大きく変化し、それに伴って公立高校入試の出題内容も変化してきています。ここ数年は出題される英文の量も増え、テーマを踏まえ自分の考えを英語で表現することが求められます。そうした内容に対応していくためには、より多くの英語の語彙力、構文力、文章構成力が問われます。現状の大学・高校の入試問題では、読む&書く力・聞く力が得点化され、合格・不合格の判定がされます。新潟県の高校入試においては読む&書く力7割・聞く力3割という問題構成です。
こうした入試状況から、小学生からの英語学習では高学年ぐらいからは、単語を覚えるためのライティング練習、文章を理解するための文法指導が必要であると思います。子ども達にとっては学校や英会話スクールとは全く違い、辛い修行のような単語練習があったり、ひたすら問題演習をしたりと大変だなぁ〜と思うことが多いかと思います。ですが、普段、日本語を話していても、「日本語の語彙力が豊富で国文法が完璧である」わけではありません。(子ども達に指導をしている私自身でも胸をはって語彙力豊富で文法も完璧です!!!なんて絶対に言えません。)これは英語でも同様です。
言語を学ぶというのは話すことがすべてではなく、様々な角度からの学習が必要であり、話し言葉と書き言葉、言葉のルールを総合的に学習していくことが大切だと思います。小学生さんのうちに、そうした言語学習の礎をしっかりと作っていきたいと思い、そんな授業を展開しています。毎週の単語テストによって、小学6年生終了時には約800語ほどを読み・書き出来るようにするために、毎週の単語練習&小テストなのです。子どもたちが、「あの時から始めておいてよかった!」と思う日が来るよう、これからもつら〜い・くるし〜い小学生英語の授業を頑張りたいと思います!!