[2022年5月13日]
随分と暑くなってきましたね。沖縄や鹿児島ではもう梅雨入りしたようです。過ごしやすくなったなぁ〜と思ったばかりなのですが…。新潟の梅雨入りは例年並みの6月中旬とのこと、今しばらくは爽やかな初夏を感じながら過ごせそうですね。
この時季になると、あちこちの農産物直売所で、県内産の筍が売られていますね。私は大の筍好き。待ってました!!とばかりに、最近は直売所に通い筍をGETしています。生の筍はあく抜きがやや面倒ではあるのですが、やはり自分であく抜きをして食べる筍は最高ですね。中でも大好きなのは「若竹汁」です。毎日毎食、丼一杯食べてもOKなぐらいです。こうして筍が食べられるのも今のうち。思いっきり堪能して過ごしたいと思います。
先週末から高校生のテスト対策が始まり、今週末からは中学生もテスト対策がスタートとなります。今週に入りテスト範囲も出始め、ここからはテストに向けて!!と私たちは意気込んでいるのですが、急に暑くなったうえに、部活動も活動が活発化しているようで、子ども達は少しお疲れ気味な様子です。特に中学1年生さんは、今までとは違う中学校生活や部活動、そして初めての定期テストと精神的にも肉体的にも、今が一番厳しい時期かと思います。日々、大変かと思いますので体調管理に気を付けて過ごしてもらいたいと思います。
今回の定期テストでは、中学3年生の歴史のテスト範囲が非常に広いなぁ〜と感じます。明治以降の歴史は、苦手とする生徒さんが多くいます。教科書に出てくる人物も多く、諸外国との絡みも多いので、流れをつかむだけでも結構大変な時代です。先日も、授業内で各出来事の意義や、それぞれの出来事のつながりがよくわからないと質問を受けました。いつも真面目に学習に取り組んでいて教科書もきちんと読み、ワークも丁寧に取り組んでいる生徒さんからの質問でした。
歴史の学習をする際に、教科書をきちんと読み込むことは基本中の基本なのですが、ただ教科書を読んでワークを解くだけでは理解を深めるのは難しいものです。歴史は「人が作る」ものですので、それぞれの出来事の時代背景や人間関係、文化や思想など様々な事柄をイメージしていく必要があります。単純に「〇〇と△△が戦争した」という事実を読むだけでは一問一答形式のような問題ぐらいしか解答できるようにならないことが多いです。
特に明治以降は様々な戦争に関する内容が多いので、戦争に至るまでのそれぞれの国の状況、国と国の関係性や利害関係など、1つの歴史的事実を理解するためにはそうした様々なことを理解し、出来事・時代の流れをイメージしていく必要があります。教科書や用語集などにも、1つの用語としての説明はされていますが、それだけでは「点と点」でしかなく、歴史学習ではそれぞれの点と点を「線」へと結びつけていくことが大切です。
点と点を線へと結び付けていくために、時代背景や社会状況の理解が必要です。理想を言えば、そうした出来事のキーパーソンとなる人物の伝記を読んだり、大河ドラマなどを見たりすると立体的なイメージをしやすくなるのですが、現実的にはそこまでするのは、なかなか難しいかと思います。ですので、有効な方法の一つとして「歴史マンガ」シリーズを読むというのは、取り組みやすいかと思います。
最近では小学生向けの「歴史探偵コナン」シリーズが刊行され、小学生さんに人気ですね。かく言う、我が家の息子もハマっているため、我が家にもほぼ全巻が揃っています。小学生さんにとっては身近なコナン君が出てきて、ストーリーも面白いので読み易くとても良いと思います。教室には「日本の歴史」、「世界の歴史」の歴史マンガシリーズを揃えています。中学生さんのテスト対策としてはコナン君シリーズよりもこちらのシリーズの方が良いと思います。
生徒さんへの貸し出しもしていますので是非活用してもらいたいと思います。テスト前になると範囲の時代の本は貸し出し中となることが多いので、前もって少しずつ読んでみるのも良いかと思います。歴史マンガ以外にも、学習の仕方などに関する本や様々な話題作も揃えています。今後は、「マンガ古典シリーズ」も登場します。是非、「啓新セミナー文庫」を活用してみてくださいね!!