[2022年6月20日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
昨日の日曜日、息子と二人で久しぶりに映画を観に行きました。『ガンダム』ですが・・・
アムロやブライトさんなどが登場し、我々ファーストガンダム世代にとっては、懐かしい限りです。
「声優さんが変わったのかな?」と思ったのですが、みんな年を取って、声が変わったのですね。
考えてみれば、私が小学生のときに流行っていましたから、もうかれこれ40年は経っていますね。
当然のことですね。
息子もガンダム好きですので、親子で大興奮!
親子で楽しめるイベントがあるのはいいですね。
ガンダムを知らない方には理解できないかもしれませんが、かなり感動する内容です。
やはり映画館で観る映画はいいですね。
現在、小学5年生が『単位量あたりの大きさ』を学習しています。
単位量あたりの大きさ=もとにする量を1としたときの大きさ です。
4年生までは、目に見える数字を目に見える計算方法(加えると?、差は?、〇〇個買うと?、〇人で分けると?、・・・)で計算し、目に見える結果(答え)が、そのまま答えでしたが、5年生になると、問題の意味、状況を考えないと、式が作れないし、答えも出すことができません。
一気にハードルが上がったような感じで、かなり苦戦しています。
例えば次のような問題。
「A公園では15平方メートルの砂場で10人の子どもが遊んでいます。B公園では12平方メートルの砂場で9人が遊んでいます。どちらの砂場のほうが混んでいますか?」
単純に目に見える数字(15と12、あるいは、10と9)を比べても答えが出る訳ではなく、単位量あたりの大きさを求めて比べなければなりません。
問題の意味、状況をよく考えれば、『混み具合』を聞いていますので、『1平方メートルあたりの人数』を求めればいいのですが、中には何も考えずに『1人あたりの砂場の広さ(面積)』を求める子もいます。
もちろん、1人あたりの砂場の広さ(面積)を求めても答えは出るのですが、こういう計算をする子に限って、出てきた答えの大きい方(面積が広い方)を『混みあっている』としてしまうのです。
(正解は、1人あたりの砂場の面積が狭い方が混みあっています)
1人あたりの砂場の面積を求めてみますと、A公園は、15÷10=1.5 1.5平方メートル/1人、B公園は、12÷9=1.33… 約1.3平方メートル/1人 となります。
よく考えてみれば、1人あたりの面積が広い方がのびのび使えますので、「混みあっていない」ということになり、1人あたりの面積が狭い方が、「混みあっている」ということになるのです。
「4年生まではスムーズにサクサク進んだ、算数は得意だったけど、5年生になったらペースダウンした・・・」というお子様の原因の1つは、このように「考えて問題を解いているかどうか」によるものだと思います。
上記のような問題がサクサク解けるようになるには、当たり前のことですが、「よく(深く)考える習慣」を身に付けることだと思います。
「問題を深く考える習慣」は小さい頃からの鍛錬、積み重ねによるところが大きくて、中学生や高校生になって急に身に付くものではありません。
問題を深く考えるというのは、うーうーうなりながら考えるということではなく、例えば、「必ず問題文を図表で整理してから考える」とか「出てきた答えが問題文に矛盾していないか考える」のように、「この問題は何がわかっているのか?」「この問題は何を聞いているのか?」「この問題は言い換えるとどうなるか?」「この問題は簡単にまとめるとどうなるか?」ということを考えながら解くことなのです。(まあ小学生には難しいことかもしれませんが・・・)
算数・数学だけではなく、深く考えることは将来絶対必要になる力だと思います。
よく考えて問題を解きましょう。