[2022年10月14日]
こんにちは、金曜日のブログ担当の大谷詠子です。
めっきり寒くなりましたね。毎朝布団から出るのに一苦労です。まだまだ10月も半ばから、こんなことを言っていてはいけませんね。こんなに寒くなってきているにもかかわらず、小学生はめちゃめちゃ元気で、半袖半ズボンで塾に来る生徒さんもいるぐらいです。見ているこちらの方が寒くなってきます。やはり子ども達は血行がいいのでしょうかね?あの元気さがうらやましい毎日です。
寒くなってくるとどうしても増えてくるのが「煮込み料理」。ここ数年、「芋煮」にはまっていて、よく作るのですが、実は本物を知らない私。COOKPADのレシピを見ながら作っているのですが、正解がわからない…。やはり本場に行って食べるしかないですね。「全国旅行割」も始まり、お得に旅行出来るようですね。間もなくテスト対策も始まるため、なかなか行けそうにありませんが、いつか絶対に芋煮を食べに行きたいものです。
早いもので、中学生さん達は次の定期テストまで3週間ほどとなりました。秋は学校行事や部活動の試合などが目白押しのためか、まだまだ「定期テストモード」にはほど遠い様子の子ども達です。次のテスト範囲の内容を考え、焦りを感じるのはこちら側だけ…、何とかテストモードに切り替えてもらわねば!!と奮闘する日々です。ほとんどの学校は来週には範囲が発表されるかと思います。来週末からはテスト対策の特別授業もスタートします。日々の授業、そして宿題、小テスト、一つ一つの学習を大切に過ごしてもらいたいと思います。
今回の中学3年生のテストでは、「関係代名詞」がメインとなってくる学校が多いかと思います。このあたりの文法になってくると、1年生から今までの文法事項がきっちり出来ていることが前提となってきます。さらに、「ことばの係り受け」つまり、国文法の力も求められる内容です。関係代名詞は、「文」で「語」を修飾する時に使う言葉です。そのため、そもそもの「文」というものがどのようなものか?ということを理解していることが必要となってきます。また、「文」はその構造により「単文・重文・複文」と分類されますが、そうした文構造に関する知識も必要です。
国語でも「単文・重文・複文」について学習しますが、日本語の文ですら、重文と複文の違いが分かっていない中学生は意外と多くいます。この内容は文法的な言葉を学習するのは中学生になってからですが、基本的なことは小学生時に学習しますし、そうした文は小学生低学年時から出てきます。小学生時に「ことばの係り受け」を意識した学習をしたかどうかが、国語だけでなく英語にも影響してきます。
小学生の国語の授業では、文章の読解だけでなく、文構造を理解するための問題演習も取り入れています。一つの文のどの言葉が主語・述語・修飾語か?それぞれの修飾語はどこに係るか?などを図式化する『文図』を書くというものです。学年が上がるにつれ、文構造が複雑になってくるため、5・6年生さんは毎回とても苦戦していますが、一つ一つのことばの関係や役割をしっかり理解するというのも国語の学習ではとても大切だと思い、必ず取り組ませています。
中学3年生時に、国語の基本的な知識がないと、この「関係代名詞」や少し前に学習した「分詞の形容詞的用法」などはふわっとした理解にしかならず、わかったようなわからないような…という状態になってしまいます。ですから、毎年この内容を指導する時に、「小学生の国語学習、恐るべし!!」と痛感します。関係代名詞の学習は高校英語でもとても重要で更にパワーアップもします。また、高校入試や大学入試では関係詞を含んだ文章を読み解かなければいけません。
小学生さん達は国語の授業は何だか辛そうに学習している様子が見られるのですが、その辛く地道な学習が中学・高校の下支えとなるので嫌がらずに頑張ってもらいたいと思います。