[2022年11月18日]
こんにちは、金曜日のブログ担当の大谷詠子です。
冷え込みも厳しくなり、北の方からは雪の便りも届くようになりましたね。皆様は冬支度は始められましたでしょうか?そろそろ始めなければ…と思いつつ、まだまだ始動していない大谷家です。最近はコロナウィルス感染者が急激に増え、日々の感染者数に驚く毎日です。
今年はインフルエンザとの同時流行が懸念されるだけでなく、コロナウィルスとコロナウィルスの同時感染も心配されています。先日テレビを見て初めて知ったのですが、インフルエンザとコロナウィルスの同時感染のことをフルロナというそうです。いずれにしても寒さが厳しくなると体調を崩しやすいので、日々の手洗い・うがい、十分な食事と休息を心がけていきたいものですね。
各中学校の定期テスト結果が返却され始めました。ということで、今週はひたすら各中学校のテストを「解く」ということに追われていました。同じような範囲でも本当に各中学校もしくは教科によって難易度が大きく違いますね。毎回、基本的な内容や学校のワークとほぼ同様の問題を出す学校から、かなりひねった内容の学校まで、同じ「定期テスト」ではあるものの、幅の広さを感じます。
今回ある中学校の英語のテストでは、非常に問題数が多く、時間内に解き終われない子が結構いるのでは?というものがありました。実際に、英語が得意な生徒でも時間がギリギリだったとか、最後まで解き終わらなかったという声を聞きました。細かく内容を見てみると、基本的な問題から文法問題、英作文、長文読解と、バラエティに富んだ問題構成でとても良いテストだったと思いました。
定期テストでも模試でも「時間が足りなくて最後まで解き切れない」という子は結構います。「時間が足りない」という場合、多くは各教科の問題演習量不足(つまり学習不足)が大きいとは思います。ですが、中には時間をかければ解けるんだけど…という子もいます。そういう生徒さんには、「キッチンタイマー」を活用した勉強をおススメしています。
宿題などで問題演習をする際、「1ページ毎のタイムを測り、ワークの隅にそのタイムを記入する」という方法です。まずは、『自分の時間を知る』ということのためにです。問題演習速度を上げるためには、自分が普段どれぐらい時間をかけて問題を解いているか?の自分のタイムを知ることが大切です。やみくもに「〇分で解けるようにする!!」というのではなく、自分のタイムを知り、そのタイムを「縮める」という感じで取り組むのです。
塾生さんの中にも、なかなか問題演習の速度が上がらなくて伸び悩んでいる生徒さんがいました。中学1年生の時の面談時にこの「キッチンタイマー活用勉強」をおススメしたところ、中学3年生までこのやり方を毎週継続し、中3時には中1の時の倍近い速度で問題演習が出来るようになりました。日々の学習の中でタイマーを活用することで「時間を意識する」ということが出来るようになり、それによってスピードを上げることが出来たのだと思います。
様々な行動、作業において時間がかかる子は「時間に対する意識」というのが低い傾向にあります。時間に対する意識をどのように持っているか?は日常の1つ1つの作業速度だけでなく、学習での速度、ひいては理解度にも大きく影響します。「2時間あったら100点取れる」では、入試では通用しません。日々の学習では、「時間」というものを意識して取り組むことを大切にしてもらいたいです。