[2022年11月21日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
中学生の定期テストが返却されました。
まだ平均点がわからないので、なんとも言えないのですが、前回に比べて点数が上がった子がほとんどでした。
現在は一人一人の答案を見て、解けた問題、解けない問題、それに、採点基準をチェックしています。
学校、教科によっては、かなり採点基準が厳しいところもありますので、教材内容だけでなく、解答方法も含めて、今後の指導方法を変えていかなければいけません。
高校2年生が、学校によっては、『数?』に入っています。
今まで『数?』を必要とする子がいませんでしたので、啓新セミナーを開校して初めての『数?』授業です。
早速、本屋さんへ行き、『チャート(黄色)』を買ってきて猛勉強中です。
極形式、ド・モアブルの定理、・・・ 高校の理科と違って、かろうじて記憶にあるものばかりですので、サクサク進みます。
(解けない問題ばかりですと嫌になりますが、サクサク解けるとうれしいですね。数学が苦手な子の気持ちがよくわかります。)
それにしても、『チャート』はいい参考書ですね。あらためて思います。
レベルに応じて、白、黄、青、赤に分かれていて、自分に合った色を選べば、最高の武器になります。
ほとんどの学校が、チャートを副教材として使っている(単に渡しているだけ?)のですが、レベルが合わないものを与えられて、使いこなせていない(中には3年間眠ったままの状態)子が多いように思われます。
大学入試を考えると、黄や青レベルは解けないといけないと思うのですが、数学が苦手な子は白から始めるべきです。
チャートに限らず、数学の参考書というのは、ある公式があると、その説明(証明)をして、その公式を使った例題を解かせ、さらにその例題の類題を解かせる、という流れになっています。
ですから、その例題の解き方通りに解かなければ、解法は身に付かないのです。
しかし、数学の解き方って、いろいろありますので、例題の通りに解かなくても解ける場合もあります。
ただ、先に進んでいくとわかるのですが、「この問題は、さっきの例題の通りにやれば簡単に解けるんだ。」、「この問題は、さっきの例題の解き方を使わなければ解けないんだ。」ということが多々あるのです。
『例題』『模範解答』というものは、一見、遠回りに思えるときもありますが、長い目でみれば、最短で数学の力が身に付くようにできているのです。
高校生に限らず、中学生も小学生もまずは例題(お手本)通りに解くことが大事。
スポーツと同じで勉強にも『型』がありますからね。
『型』を習得するにはめんどくさがらず、勝手な解釈をしないで、一行一行、一文字一文字、丁寧にまねすることです。
『型』がしっかり身に付けば、どんな問題にも対応できます。