[2022年11月28日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
サッカーのワールドカップが始まりましたね。
サッカーはあまり興味がないので、特に気にもしていなかったのですが、またまたテレビをつけたら試合をやっていて、ちょっと見ていたら、これが面白いこと、面白いこと・・・
時間を忘れてずっと見ていました。
やはりワールドカップって違うんですね。
親善試合やオリンピックなどと違って、どの国も本気で戦っているような感じがし、素人の私でも1つ1つのプレーのすごさがわかりました。
本気で戦っている姿って、人を惹きつけますね。
中学生の定期テストが終わり、今度は高校生の定期テストです。
ほとんどの学校で、『これだけは!』というプリントが配られていますので、みんなそれをがんばって解いています。
プリントを解き終えた子に、「大丈夫(理解できた)?」と聞くと、「大丈夫!」という返事が。
それではと思い、問題を作って解かせると・・・
まあ解けないこと、解けないこと・・・
「この問題は、そのプリントの3番の問題と同じだよ」と言うと、「あっ!」という感じです。
解けないときに、教科書や解説を見ることは、別に悪いことではなく、むしろ、時間を効率的に使っているのでいいことなのですが、教科書や解説を見たということは、自力では解けなかったことですので、自力で解けるまで何度も繰り返さなければ力にならないのです。
最低でも、「この問題はさっき解いた問題と同じだ!」ということに気付くレベルになってないといけません。
中3生が先週『3科マークテスト』を受験しましたが、ほとんどの子が数学は手も足も出ない状態だったようで・・・
手も足も出ない原因は、普段から難しい問題に触れていない、あるいは、先ほどの高校生と同じように、「大丈夫(理解できた)!」のレベルが低いからだと思います。
例えば、「A君が○時に家を出発して、△分後に兄が追いかけて・・・兄が追いついた時刻を求めなさい。」という関数の問題。
この問題の場合、問題文を読んで「二人の式を求めて、その交点を求めればいいんだ!」ということに瞬時に気付くことが『大丈夫!』な状態なのです。
でも子どもたちを見ていると、式は解説や例題を見たけれど、答え(計算)は自力で解けましたので『大丈夫』と思っているような感じです。
数学に関して言えば、問題文を読んで、何をすればいいかパッとひらめくことが大事であって、その後の計算なんてさほど重要ではないのです。
極端な言い方をすれば、解き方がイメージできれば、もうそれでOKとして、その後の計算などせずに、次の問題にいってもいいのです。
『大丈夫(理解できた)』のレベルを上げることは、そうとう意識しないと自分では気付かないもの。
自分で気付くようになるには、自力でできるかどうかのチェックを常に行うことです。