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啓新セミナー

[2022年12月12日]

やはりこれしか

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

新潟の冬らしい、どんよりとした天気が続きますね。
暑いところは好きではない私でも『常夏の島』に憧れますね。
そういえば、『常夏の島』ではないですが、1月より、新潟空港から台湾(台北)便が就航するそうですね。
片道15000円ぐらいで行けるようなので、不可能ではないような・・・
台湾へは10年以上前に1度行ったことがあり、何を食べてもおいしかった記憶があります。
毎日、家と教室の往復の日々ですので、海外でおいしいものを食べて、のんびり過ごすのもたまにはいいものでしょうね。


中学3年生が高校入試に向け、高校3年生が共通テストに向け、日々がんばっています。
がんばればがんばった分だけ、結果に結びつくのですが、数学に関しては、なかなか結果に結びつかない(点数がUPしない)子が多いですね。
「努力が足りないのでは?」と言ってしまえばそこまでですが、結果に結びつかない原因の1つは『自力でできるまで繰り返していない』ことではないでしょうか。
前にも書きましたが、解答解説を見てわかった、人に教えてもらってわかったからといって、自力で解ける(得点できる)とは限りません。
自力で解けるようになるには、自力で解けるまで、何度でも解き直さなければならないのです。
「他にやることがたくさんある」と思うかもしれませんが、この努力を怠っているうちは、数学の成績は上がりません。

昔からよく言われていることが、数学の勉強とは『1冊の問題集、今まで解いた模試を徹底的にやる』こと。
これに尽きます。

具体的に説明しますと・・・
 1.(問題を解く前に)公式を理解する(自分で証明できるようにする)
 →「公式なんか使えればいい」と言って、公式を理解せずに丸暗記をする人がいるのですが、公式というのは理解しなければどういう場面でどのように使ったらいいか判断がつかないのです。まずは教科書や参考書を見ながら自分の力で理解(説明、証明)できるようにすることです。

 2.(問題を解くときに)1回目は考えて解き方が瞬時にイメージできなければ模範解答を写し、問題集に「×」を付ける
 →最初は時間をかけて解く必要はありません。一瞬考えてわからなければ答えを写せばいいのです。(一瞬で解答方法がイメージできなければ、1時間かけてもおそらく解けないでしょう) ただ答えを写すときは、時間をかけて一行一行きちんと理解しながら丸写しをすること。模範解答は「プロのお手本」です。自分勝手に省略をしないように。

 3.2回目は「×」印の問題に再チャレンジし、自力で解ければ「×」を消し、解けなければさらに「×」を付ける
 →2回目も「×」だった場合、もう一度丸写しをする必要はありません。最初に写した解答をきちんと見直してください。

 4.以後、「×」がなくなるまで繰り返す
以上。

私も30年近く数学の指導をしてきましたが、簡単に手っ取り早く数学の成績を上げる方法は残念ながらありません。
数学の成績を上げるには時間をかけて「地道に」「繰り返す」しかないのです。