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啓新セミナー

[2022年12月16日]

「何をするか?」よりも大切な事

こんにちは、金曜日のブログ担当の大谷詠子です。

毎日寒い日が続きますね。北日本は各地で大雪になっているようです。新潟県内も山沿いでは既に積雪し、来週にかけて更なる寒波がくるということで週明けの天気が心配されますね。ここからが冬本番!コロナウィルス、インフルエンザだけでなく普通に風邪もはやる時季です。体調管理に雪対策と何かと心配なことが多くありますが、健康に気を付けて過ごしたいものです。

冬休みを直前に控え、保護者の皆様から「長期休暇期間中にはどんな学習をしたら良いか?」とよく質問を頂きます。

中学生の場合、こうした休暇期間中は学校にもよりますが、次の定期テストに向け、学校からも課題が出されることが多いかと思います。ですので、ある程度「やるべきこと」が明確化されているのですが、小学生の場合は、課題も少ないようですので、悩まれる保護者の方が多いようです。

長期休暇前の書店に行くと、数多くのワークやドリルが並んでいますが、小学生さんの場合、現状の学力がなかなか「数値化」されることが少ないため、何を選んだらよいのか?と悩んでしまいますよね。学年にもよりますが、漢字・計算・単語練習などの基礎的なトレーニングは中学生も含め全ての学年で必要だと思います。

これらは、休暇期間中だけでなく学校がある日も毎日取り組んでもらいたい内容ですね。こうした基礎トレに加え、時間的な余裕がある休暇期間中は、「じっくり読んで考える」学習を是非取り入れると良いと思います。

国語に関して、私のおススメは以前に教室のお便りでも紹介させていただいたコチラ↓
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まとまった文章を読み、その内容に関する読解問題や語い問題を解くものとなっています。文章内容が歴史的な内容になっているため、高学年向けとなります。「なぞ解き」要素が含まれているため、楽しみながら取り組むことが出来ます。

似たようなものに「おはなし推理ドリル」というのもあります。様々なジャンルのものが出されているので、興味のある分野や苦手な分野などを選んで取り組むことが出来ます。いずれも2週間ほどあれば終わる内容なので、冬期休暇期間中にはちょうどよい分量です。内容も理科・社会に関するものが多いので、復習にも興味付けにも使える内容です。

数多くある問題集の中から「コレ!」というものを選ぶのは中々難しいのですが、小学生さんの場合は特に、あまり分量が多いものを選んでしまうと飽きてしまい、続かなくなってしまいます。2週間から4週間前後でやり切れる分量のワーク・ドリルなどが適当ではないかと思います。

問題集選びもさることながら、何よりも大切なのは「継続すること」「やり切ること」ではないかと思います。このことは「何をするか?」よりも重要です。小学生のうちに、一つのことを継続してやり続ける「継続力」と、苦手な分野にも取り組む「忍耐力」などを身につけられることは大きな財産となります。

年末年始を挟む休暇期間のため、保護者の方も何かとお忙しいかと思います。ですが、ワークを買って「やっておきなさい」と渡しても、自らきちんと取り組めるお子さんは少数派ではないでしょうか?残念ながら、小学生のうちは(中学生でも?)、やはり保護者の方が〇付けや進捗管理などをすることが必要だと思います。子どもだけなく親も「手をかける」というのが学力UPのカギではないかと思います。