[2023年1月16日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
共通テストが無事に終わりましたね。
雪国に住んでいるので、大雪だけが心配でしたが、2日間ともいい天気(雨でしたのでいい天気というのも変ですが・・・)で、何よりでしたね。
私も朝から老眼に苦しみながら必死に問題を解いています。(年々、新聞の字が小さくなっているような気が・・・)
なにはともあれ、受験生の皆さん、お疲れ様でした!
新しい年になり、私立高校や公立高校の過去問にチャレンジして、質問を持ってくる中3受検生が増えてきています。
いいことです。
そこで今回は過去問(主に数学)を解くときの注意点について書こうと思います。
1.問題を解く前に『正答率』をチェックする
新潟県の数学(公立も私立も)の問題はとにかく難しい!
正答率が1%を切る問題もざらです。
子どもたち一人一人の志望校、理解度にもよりますが、
正答率が60%以上 → がんばって自力で理解する
正答率が30〜60% → 自力で理解できなければ質問して解決する
正答率が10〜30% → 自力で理解できなければひとまずそのままにする
正答率が10%以下 → 最初から手を出さない
入試まで時間が限られています。
『優先順位』というものを考えれば、「ひとまずそのままにしておく」「手を出さない」という選択も必要です。
2.時間をかけて悩まない
難しい問題に、30分も1時間もずっと悩んでいる人がいますが、時間の無駄です。
そもそも、テストには『制限時間』というものがあります。
特に数学は、「50分で終わると思って作ってんのか!」と言いたくなるような量・質ですので、問題を見た瞬間に(答えは出ないと思いますが・・・)、どう解けばいいか(解き方は1通りではなく、できれば2〜3通り)がイメージできなければ、時間内に終わることは不可能。何もイメージできない時点でアウトなのです。
30分悩む時間があるのなら、考える(10分)→わからなければ解答解説を写して理解する(10分)→別の日に再チャレンジする(10分) の方が、30分の使い道としては効果的です。
大事なことは『自力で解ける』ことです。
最終的に自分の力で解ければいいですので、解答解説や我々を大いに利用してください。
勉強している割になかなか成績が上がらない人の共通点は、考えることに時間をかけて、解答解説を理解する・繰り返す(再チャレンジする)ことに時間をかけないことです。
当塾では、今週末から、明訓・第一高校の入試対策が始まります。
基本的には過去問を解く予定です。
「家で解きました」という人もいるかと思いますが、大事なことは『自力で解ける』ことです。
先週は解けたけど今日は解けなかった。家では解けたけど塾では解けなかった。夜は解けたけど朝やったら解けなかった。・・・
こういうことはよくあることです。
「理解したからOK」「1回解けたからOK」「間違い直しをしたからOK」ではなく、常に理解度をチェックして、いつでも、どこでも『自力で解ける』状態にしておきましょう。