[2023年5月1日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
昨日の日曜日は、アルビ(野球)の観戦に、息子と一緒にエコスタへ。
寒い中での観戦でしたが、熱い内容の試合でした。
今シーズン2回目の観戦。
前回は、3連続ファーボールやタイムリーエラーなどがあり、締まりのない試合でしたが、今回はファーボールもエラーもほとんどかく、観ていてとても気持ちが良くなる、引き締まった良い試合でした。(試合時間も前回と比べ1時間近く短くて助かりました・・・)
うまくいくときもあればそうでないときもありますので、なかなか難しいかと思いますが、こういう試合をぜひ続けてほしいですね。
選手の皆さん、寒い中、お疲れ様でした!
新年度になり、中学生・高校生ががんばっていますが、小学生もがんばっています。
6年生は現在『ならべ方・組み合わせ方』を学習しています。
先日、ある男の子が基本的な学習を終えて、応用問題に取り組んでいました。
(1)10チームがトーナメント方式(敗者復活戦、3位決定戦などはない)で戦うと、優勝チームが決まるまでに何試合ありますか?
(2)6人の中から代表を選びます。次の選び方は何通りありますか?
?代表を2人選ぶ ?代表を4人選ぶ
知っている人なら簡単に答えが・・・ という問題ですが、その子は必死にトーナメント表をかいたり、樹形図や表をかいたりしながら考えていました。
(1)と(2)の?はなんとかできたのですが、問題は(2)の?。
樹形図でも表でも4人を選ぶ方法をすべて書き出すと、かならず『もれ』が出てしまいます。
何度も何度も間違えて、やっとこすっとこ答えを出すことができました。
答えが出た後に、「実は・・・」という話を。
「(1)は、優勝(負けなし)チームが1チームで、残りのチームは必ず負けるので、試合数は9試合。」
「(2)の?は樹形図をかいて考えるしかないが、?の問題は『代表でない人を2人選ぶ』と言い換えることができるので、?と同じ答えになる。」という解説をしました。
それを聞いたその子は、すごく感動していました。(ちょっとおおげさかもしれませんが・・・)
その子が感動した理由は、自分が時間をかけて苦労して導き出した答えが、実はあっさり解くことができたから。
でも最初から簡単な解き方を知っていてあっさり答えが出てしまったら、こんなに感動することはなかったでしょうね。
自分で苦労して工夫してなんとか答えを出すことができたので、感動できたのです。
中学生や高校生の数学は、公式を知っていて、その使い方をいかにマスターできるかがカギを握りますが、小学生の算数は、このように、新たな発見や感動があって、解いていてすごく楽しくなってきますね。
それに勉強に限らず、自分で発見したことや感動したことって、一生記憶に残りますからね。
子どもたちにこのような感動を与え続けられるように、私ももっともっと勉強しなければいけませんね。
<お知らせ>
5/3(水)から5/7(日)まで、ゴールデンウィークのため、授業はお休みとなります。