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啓新セミナー

[2023年6月16日]

家庭学習〜大谷家流〜

 ジメジメしたお天気が続いていますね。新潟も梅雨入りしたということで、しばらくはこのジメジメとお付き合いしなければいけませんね。こうしたぐずつくお天気が続くと片頭痛持ちの私としては、結構キツイな〜という毎日です。

 6月は、我が家は健康強化月間(?)ということで、主人と二人、近所の病院で「人間ドック」を受けました。私の方はまだ来週に胃カメラが待っているので気を抜けない(何に?)日々です。子どもたちのテスト勉強ではありませんが、こうして「検査」がやってくるとなると、今までの不摂生を後悔し、検査直前にようやく「健康体」を目指して躍起になっている私です。とりあえず、先日の大腸カメラは無事終わり、一山超えたな〜なんて大げさに思う今日この頃です。皆さんもどうぞ、体に気を付けてお過ごしくださいね。
 
 今日は、最近よく保護者の方に、「どんなことをやらせているか?」とのご質問を頂くので、ちょっと我が家の話題を。
 
 気付けば息子も6年生!早いものですね。来年は中学生と思うと、やはり皆さんと同様に何かと焦るというか気になる最近です。我ら二人の運動神経を鑑み、あまり期待はできないかな???という理由で、スポーツ系はスイミングぐらいしかしていません。スイミングもバリバリのスポーツクラブでという訳ではなく、とりあえず大人になって困らない程度泳ぐことが出来れば程度のゆる〜い感じです。それ以外では、幼稚園の頃からピアノを習っているぐらいで、習い事と言えるものは2つ、どちらも週末だけなので、平日は何もない状態です。
 
 勉強に関しては、先月から週に1回、教室の方で英語を始めましたが、後は家で見ている状態です。正直、親子だと、どうしても感情が出てしまうのであまりよろしくないな〜と私は思っているのですが、どうやら息子と主人の両方に聞いてみると、感情が出てしまうのは私だけなようです…。「子どもの勉強を見ていてケンカになる」という保護者の方の気持ち、とてもよく分かります。
 
 平日の習い事は無く時間がありそうなのですが、我が家は寝る時間が早く、昨年ぐらいまでは20:30就寝、最近になって21:00就寝です。ですので、夕方は帰宅後から寝るまでは4時間半ほど。食事やお風呂などの時間を除くと約3時間半。その中で、学校の宿題、ピアノの練習、読書タイムを除くと残りは2時間ぐらいです。我が家にはゲーム機がないのでゲームタイムはありませんが、色々なことが終わった後はまったりと、撮りためたテレビ番組やYouTubeなどを1時間ほど見ます。

 基本的にテレビはリアルタイムで見ると色々なことで時間が制限されたり無駄な時間が出てしまうので、録画したものを見るようにしています。唯一リアルタイムで見るのは、日曜日の『イッテQ』ぐらいです。
 
 ということで、結局平日の帰宅後は、宿題以外の学習時間は1時間ほどしかありません。ですので、基本的に学習は「朝学」に重点を置いています。内容は、『音読・漢字練習・計算ワーク・パズル的なドリル・YOM-TOX(英語)』と、いくつかのものを組み合わせ、起きてから朝ご飯ができるまでの約30分ぐらいで行っています。
 
 音読―約1・2分、YOM-TOX(英単語の発音練習)―4・5分、漢字練習で10分弱、計算ワークは前学年の内容のものを1ページ約10分、パズル的なドリルが5分ぐらいという時間配分です。学習の基本は「読み・書き・計算」ですので、そこは欠かさず基本的に土日も含め毎日行っています。帰宅後にする学習については、6年生の内容の国語・算数・理科・社会を曜日ごとに教科を決めて取り組んでいます。トータルでは約1時間半の学習時間ですが、決めた量が終わらないときはもう少し伸びることもあります。また、土日は出かけることもあるため、「予備日」としているので、やるべき内容が終わっていれば「朝学」のみで30分程度です。
 
 家庭で学習するうえで最も大事にしていることは、「毎日必ず行う」ことです。「決めた分(量)をやること」も大事だとは思っているのですが、学校がある日は疲れて帰ってくるときもあれば、寝坊して「朝学」が終わらないこともあるので、1週間単位で決めた分(量)をやり切ればOKぐらいな感覚です。この「1週間単位でやり切る」ことを習慣化するために、4年生ごろから日曜日に必ずその週の計画を立てるようにしました。最初は一緒に立てていましたが、今は本人が計画したものを軽くチェックするぐらいです。
 
 学習は「習慣」が大切だと思っています。ですので、学習を習慣化できるよう取り組んできました。また、取り組みやすく出来るよう「計画ノート」を使っての「学習の見える化」にも重点を置いてきました。この「計画ノート」がとても重要だと思っています。「計画ノート」があることで、本人も親もやるべきこと、やったこと、やり忘れていることが明確になり、声がけもしやすくなります。最近は、小学生向けの「学習計画ノート」も豊富で良いですね。
 
 と、こんな感じの大谷家流「家庭学習」です。小学生のうちは子ども自身の時間感覚があまりないので親がタイムキーピングしなければいけない事が多くありますし、「習慣化」させるには親の方の根気がかなり必要です。最近でこそ、声を荒らげることも少なくなりましたが、ぶちぎれる事は何度もありました(母のみですが…)。
 
 家庭学習はそれぞれの家庭の習い事とのバランスや時間の使い方、学習に対する考え方が異なると思うので一概に「このやり方が良い」という事ではないかと思いますが、「こんなやり方もあるんだ」と何かしらの参考になればと思います。