[2023年7月14日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。
毎日毎日、蒸し暑く、ここ数日は雨もひどいですね。7月も中旬ですので、そろそろ梅雨明けしてくれないかなぁ〜と恨めしく空を仰ぐ毎日です。塾に通う小学生は学校帰りに来る子が殆どなので、子ども達が帰る時間帯ぐらいは雨がひどく降らないことを願っています。蒸し暑さが続くと体が何となく重い感じがしますね。皆様もお体にお気を付けください。
高校生の定期テストの結果が出そろいました。やはり中学時とは大きく違いますね。中学の定期テストと比べ、テストとなる教科が多いこと、各教科どれをとっても覚えなければいけない内容が格段に多いことが、かなりな負担となっているようです。
また、平均点も教科によっては50点を切るものも出てくるため、答案が戻ってきて、その得点に驚くことも少なくありません。上位の高校になればなるほど、中学時の得点と比べ物にならないような、そして取ったことのないような点数を見てびっくりすることが多々あります。まずは、テストの解きなおしを早急にすることが肝心です。中学時に模試の「解きなおしノート」を思い出して、同様の解きなおしノートを教科ごとに用意し、取り組むことを是非してください。
現在、個人面談を行っていますが、中学3年生の保護者の方の多くが、「受検生とは思えないような勉強量で困っている」と、どのご家庭からもご相談を頂きます。私たちも普段の授業の様子を見ていると、まだまだ「勉強している」という感じではなく、出された宿題を「こなしているだけ」という様子が見られます。なかなか、『受検生モード』になるのは難しく、いかに受検生にしていくか?が保護者の方だけでなく私たちにとっても大きな課題となっています。
受検をする当事者である子ども達の様子は…と言うと、まだまだ志望校がしっかり決まらず方向性が定まっていない子が多いようです。最初に高校生の定期テストの結果について触れましたが、勉強は入試が終わっても続き、高校生になると、今よりももっとテスト勉強が大変になってきます。ですから、「今の5教科の勉強で手一杯、勉強嫌だなんて言っていたら、高校生になれないよ」と子ども達に声がけをしています。
高校入試はゴールではなく、次のステージのスタートであります。そこに至るまでの学習は全ての教科において、高校での学習の土台となってきます。例えば、中3の英語で現在完了&現在完了進行形を学習しますが、高校では過去完了・未来完了・完了進行形などなど、今学習した現在完了形を発展させた内容を学習します。数学の因数分解も高校でも発展的内容を学習します。
学習は小学1年生から一段ずつ積みあがっていくものです。どこかでさぼったり、手を抜いたりした学習をしていれば、次の段へ進めなくなりますし、後になればなるほど一段の高さが高くなり、辛さが増すだけです。このことは小学生にも言えることとです。
小学3年生ぐらいになると「急に勉強が困り始めた」という話をよく聞きますが、根本は小1・2年生の学習の仕方にあると言えます。
どの学年においても、日々日々の学習を丁寧にし、やるべきことをきちんとやるーこれが学習の基本です。中学3年生さんには、一日でも早くそのことに気付き、『受検生』になってもらいたいと思います。今年の夏期講習がその変化への一歩となるよう、私たちも頑張って指導したいと思います。