[2023年9月1日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。
今日から9月ですが、毎日本当にうだるような暑さが続いていますね。ここまで残暑が厳しいと、本当に体にこたえます。体が参らないように、規則正しい生活をしなければいけないのは分かっているのですが…、今週は息子が修学旅行に行っているため、早起きしなくていいんだ〜っと、かなり怠惰な生活を送ってしまいました。(主人はいつも通りの規則正しい生活をしていましたが)
昨日は、「スーパーブルームーン」でしたね。1か月に2回見られる満月を「ブルームーン」、そして月の軌道が最も地球に近づく時に見られる月が「スーパームーン」。この2つが重なって「スーパーブルームーン」と言うとか。そんな呼び名があることを知りませんでした。木曜日にやけに月が大きいな〜と思っていたのですが、地球と月の距離が縮まると、あれだけ大きく見えるものなんですね。
昨晩も生徒さんを送り出したときに、思わずしばらく月を眺めてしまいました。ちなみ、「スーパーブルームーン」は13年ぶりで、次に見られるのは6年後らしいです。秋は天体観測にとても良い季節なので、早く涼しくなって、星空観賞が楽しめることを期待したいですね。
先週末で定期テスト対策の特別授業が終わりましたが、まだ来週初めにテストを控えている学校もあるので気が抜けない毎日です。テストが終わった生徒さん達に手ごたえを聞いてみると、やはり夏に頑張っていた子は、それなりのものを感じられたようです。
中学1年生さんは2回目のテストでしたが、やはり前回のテストより難しかったという声が多かったですね。学習範囲が広くなるのに比例してテストの難度も上がってくるのは当然です。中間テストよりも平均点が下がることが予想されるので、単純に得点だけで良い・悪いを判断しないようにと声がけしました。
テスト対策をしていて一番苦労するのは国語の指導です。特に記述問題の指導が大変ですね。今回は夏期講習で国語の授業を受講する生徒さんが多かったので、授業の中で×直しをするチャンスがあり、1つ1つの記述問題の解答をチェックし、何がいけないのか?どう書くべきか?まで指導することが出来ました。生徒の中には、「国語の授業が一番キツイ!!」という子もいました。
国語ができない子の多くは、学年相当の語彙力がない子が殆どです。語彙力が足りないせいで、文章に出てきた言葉の中でよくわからない言葉を『スルー』して、つまり読み飛ばして読んでいます。これは、問題の対象となっている文章だけでなく、設問文においても同様のことをしています。分からない言葉が多ければ多いほど、読み飛ばす部分が多くなるため、正確に文章・設問の意味を理解できません。さらに、語彙力が不足している子は、自分の考えをまとめる時の表現にも困ることになります。
また、ある程度語彙力はあるけれど、得点できない子は場合は、文章の内容は理解できているけれど、設問をきちんと読んでいないことが多くあります。「何を尋ねているのか?」を正確に捉えていないので、傍線部周辺の言葉をそのまま書き抜いた解答を作成してしまいがちです。小学生や中学1年生ぐらいに多くいます。
小学校でのテストだと、設問文のすぐ上の文章に答えがあったり、傍線部の直前直後に答えがあったりすることが多いので、文章全体をきちんと読み、設問文で何を問われているかを考えないでも解けてしまうことが多くあるため、そういう解き方のクセが付いてしまっているのです。
国語は、1人1人の学習における問題点が千差万別なため、どんな間違いをしているか?どうしてそのような解答を書いたのか?をつぶさに見て、1つ1つ修正をかけていく必要があります。語彙力をつける事や、学習のクセを直すことは大変な時間と労力がかかります。ですから、中学生からでは、中々思うように伸びていくことが難しくなります。できれば小学生の間にきちんと国語の学習法法を身につけ、語彙力を強化していくことが重要であると強く感じます。