[2023年9月8日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。ようやくまとまった雨が降り、暑さも和らぎましたね。ですが、台風接近で関東方面では線状降水帯が発生しているようです。雨の降らなかったこの1か月を思うと、本当に雨が降るのはありがたいのですが、大きな被害となるような雨にはならないことを願っています。台風が近づいてくると、片頭痛がひどくなったり、体がふわふわする感じがするので本当に辛いです。お天気とうまく折り合いをつけて頑張りたいと思います。
全ての中学校での定期テストが終了し、答案の返却が始まりました。まだ、全学校の全教科が返却されていませんが、一人一人の答案のチェックを始めました。来週には返却が終わりそうなので、来週末には恒例の「振り返りシート」の作成をしてもらえるよう準備をしていきたいと思います。
今回のテストを見ると、予想通り、中学1年生の英語はどの学校も前回の中間テストより難度が上がっていますね。どちらかと言うと、難度が上がったというよりは、前回のテストは範囲が狭く、中学最初のテストということで、それほど難しくなっただけで、今回の難易度が本来の物かと思います。
まだ、順位などが出ているわけではないので、得点だけで「良い」「悪い」の判断は出来ませんが、どんな問題でどんな間違いをしたのか?を丁寧にチェックして、次に活かしていけるようにしたいと思います。
今回の中3生のテストの中で、「関係代名詞」までが範囲となっている学校がありました。「関係代名詞」の文では、文が語を修飾する形となります。「関係代名詞」は高校になると更に発展した内容となるため、中学で基本形を押さえておくことが必須となりますが、そのためには「文型」を理解していることが必要です。しかし、「文型」というものを塾の授業で初めて知る子が大半です。
「文型」は中学2年生で5つのパターン全てを教科書で学習する内容です。そして、その内容を理解するための前提となるのが、中学1年生のまさに今回のテスト範囲にある「目的語」を理解できているかどうか?です。中学1年生のLESSON3で、「人称代名詞の格変化」が出てきます。いわゆる、I my me mine…というものです。ここで、「目的語」なるものを学習します。この「目的語」の理解は「文型」を理解するうえで欠かすことのできないものです。
このように、英語の学習は中学1年生の文法から中学3年生、ひいては高校生まで1本の糸として繋がっていくものです。今回、難しさが増して、英語に対して苦手意識を持ってしまう中学1年生さんがいるようですが、今、英語から逃げてしまえば、その先は今以上に辛くなるのは確実です。言語の学習の大切な所は「毎日やり続ける事」です。毎回の単語&本文テストの練習、宿題となっているワーク、これを必ず毎日少しずつ取り組むーそういう姿勢が必要不可欠と言ってもいいでしょう。
高校英語は、中学英語の基礎があって理解が出来る内容です。先の長い英語の学習、中学1年生さんは、まだまだ英語学習の最初の一歩を歩み始めたばかりです。諦めることなく、取り組み続けてもらいたいと思います。