[2023年9月29日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。今日は中秋の名月、お月見ですね。ということで、昨日お月見用のお花を買いました。
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以前は、近くの土手までススキを取りに行っていたのですが、今年はちょっとさぼってお月見用の花束にしてしまいました(ちょっと高かったけれど…)。お月見団子も用意し、夕方になったらお供えをしたいなと思います。息子には、お供えするまでは手を出すな!と繰り返し念を押しておきました。昨日とは打って変わり、今日は良いお天気ですので、きれいなお月様が見られることを楽しみにしたいと思います。
ようやく前期期末テストの順位も出始めました。今回は中間テストよりも平均点が下がっているようで、得点は下がっているものの、殆どの生徒が順位を伸ばし、中には80番以上UPした生徒さんもいました。夏の頑張りが成果となり嬉しく思います。
と、喜んでばかりいられず、次の後期中間テストまでは既にのこり1か月程となっています。次回の範囲は更に難度がUPした内容となるため、気が抜けません。子ども達は部活動や学校行事で少し気が抜けている様子なので、ここから更にぎゅっと絞っていきたいと思います。
9月の授業から、小学生の国語では「文法指導」に力を入れています。特に小学6年生では中学生用のテキストを用意し、小学校での復習と中学の予習をセットで指導し始めました。中学の国語を見据えてというだけでなく、英語の学習の土台作りのためでもあります。基本的な主語・述語・修飾語の関係、名詞・動詞・形容詞などの品詞の知識を小学生時にインプットしておくことで、中学の国文法だけでなく、英文法にも活用が出来ます。ということで、文章読解に加えることとしました。
小学生時の国語の学習では、「うちの子、国語があまり好きでないんです。」と単なる「好き・嫌い」という観点で考えている保護者の方が多くいらっしゃいます。日常生活の中で、「ちょっと言葉の使い方が変かな?」や、「あまり言葉を知らないな。」と感じることはあっても、小学校のテストではそこそこの得点を取ってきたり、日常会話で困ったりすることがそれほどなければ、「何とか大丈夫かな」と考えられる方が多いようです。ですから、どちらかと言うと、算数や英語の授業の方が人気があるように感じます。
ですが、文章読解能力の殆どが小学6年生までに培われ、中学に入ってから伸びしろそれほど多くありません。小学生時に1つでも多くの語いを獲得し、多くの文章に触れ、様々な設問の答え方をマスターしておくことが肝心です。国語で伸び悩む子の多くは他の教科でも伸びていくことが難しいです。
今週の授業時で、6年生は「伝記」の文章読解をしました。その際に、傍線部の説明として正しいものを選ぶ選択問題がいくつかあったのですが「㋐」と答えてバツとなると、ちょっと考えて「㋒」を選んでいました。なぜ、その答えを選んだのか?を尋ねると、「選択肢の前半部分に本文中の言葉が書いてあったから」と答えました。「では、なぜ最初に㋐を選んだのか?」と聞くと、やはり同様の答えか、「何となくそんな感じがしたから」と答えました。
国語の答案ではどうしても記述問題の解答の出来具合に目がいきがちですが、選択問題もとても大切です。ここで重要なのが、「なぜ㋐ではだめで㋒という答えになるのか?」をきちんと理解することです。設問の意図は何か?選択肢の1つ1つの文の違いは何か?をしっかり見極め、〇であっても×であっても、なぜ〇か?なぜ×か?を説明できることが「理解して解いた」ということです。
小学生だけでなく、中学生でも、また、国語だけでなくどの教科でも、間違えた時「なぜ間違えたのか?」を考えることは、勉強において基本中の基本です。授業の中で、始めに行う「宿題の×直しタイム」を嫌がる子はとても多いのですが、間違えた理由を理解することが次につながるステップとなります。
家庭学習においても、〇か×か?という事だけでなく、なぜ×なのか?を大切に学習することで、家庭学習がより効果的なものとなります。是非、「×の理由」を大切に学習してもらいたいと思います。