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啓新セミナー

[2023年10月20日]

「フィルター」

 こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。10月も下旬となり、朝は特に寒さを感じるようになりましたね。あまりにも急に寒くなったため、衣替えが中々できなかったのですが、ようやく昨日衣替え完了!です。今週末は更に冷え込むとか、皆様もお体にお気を付けくださいね。

 今週の日曜日、予定にはなかったのですが、急遽「吹きガラス体験」に行って来ました。急に息子が「僕、将来、吹きガラス職人になろうかなぁ〜。」と言い出したのです!なぜなぜなぜ?母の頭には?しか浮かびません。よくよく話を聞いてみると、先日録画していた『遺留捜査』を見て興味を持ったと…。何だかよく分からない思考回路ですが、「興味を持った時がチャンス!」、なんでも興味をもって体験することは悪くないと思い、朝一番で体験工房を探し、即行動!ということで、月岡にあるカリオンパーク内のガラス工房に行って来ました。

 息子だけが体験するはずが、「吹きガラス」で使用する道具(名前はわからないのですが)が、約1メートルほどある筒で、かなり肺活量が必要なため、息子ではうまく膨らまず、ピンチヒッターうたこの登場!実は私も一度やってみたかったんですよね〜。
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img1 ピンチヒッターとしてのお勤めをしっかりと果たし、うたこ&息子の合作で制作出来ました。
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これから冬を迎えると、中々外へ出かけて何かするというのが難しくなってきます。こんな体験活動もたまには良いのではないでしょうか?

 明後日の日曜日、息子が漢字検定にチャレンジします。1年生の頃から、毎年年度末の2月に当該学年の級を受検していたのですが、昨年度はちょうど漢検の日がピアノのコンクールと重なり、受けられず、前回は私がうっかりしていたため申し込みを忘れ、今回での受検となりました。昨年度の2月に受けるものとして準備をしていたので、すっかり飛んでしまい、慌てての準備となってしまっています。
 
 さすがに6年生ともなり、漢検も5回目のチャレンジとなるので、以前ほど親が手をかけることもなく、自分なりに考えて準備できるようにはなってきたのですが、先月に、『謎解き』で有名な松丸亮悟さんの講演会で聞いた、松丸君流の問題集のやり方についての話が、彼には響いたようでそのやり方を実践しているようです。

 松丸流というのが、『取り敢えず1回目は問題集全てをして、出来なかった問題に×を付ける、2回目以降は×の問題だけをして、全ての×がなくなるまで繰り返す』というシンプルなものです。母としては、「いつもおんなじこと言ってるじゃないか〜!!」と声を大にしたいところですが、母から聞くのと、「すごい!」と思っている人から聞くのとでは全然違うものなのでしょうね。何はともあれ、自分なりにやり方を工夫して取り組んだことが、結果に繋がることを願っています。

 今回の息子の様子を見ていて、塾の子ども達も同じだな〜とつくづく感じました。細かい学習方法はさておき、学習に向かう姿勢や取り組み方、日々の家庭学習の位置づけなどについて、私たちが塾生の子ども達に伝えていることは、きっと保護者の皆様もほぼ同様のことを伝えていらっしゃるかと思われます。ですが、子ども達の側に「フィルター」のようなものがあって、親から言われるのと、私たちから言われるのとでは同じことでも違って聞こえるのだと思います。

 子ども達がそんな「フィルター」を持ってしまうのは当然のこと。保護者の方と同じような事でも、やはり伝え続けていくことが大切なのだと思っています。「学習に向かう姿勢」というのは、単に学力を向上させるためだけでなく、日々の生活、スポーツや習い事、全てに通じるものであると思います。何度も何度も同じようなことを言い続けるのは根気がいることではありますが、少しずつでも子ども達が変わっていけるよう諦めずに言い続けていきたいと思います。