[2023年10月23日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
プロ野球では、『クライマックスシリーズ』が終わり、あとは『日本シリーズ』を残すのみとなりましたね。
地上波で野球放送をほとんどやらなくなりましたので、リアルタイムで観戦することがなく、YouTubeでダイジェストを見るくらいですが、それでもプロのプレーに興奮しますね。
ウィンタースポーツはあまり興味がなく、野球が終わってしまうと競馬ぐらいしか楽しみがなくなってしまうのですが、『日本シリーズ』での最高のプレーを楽しみに、今週もがんばっていこうと思います。
一昨日の土曜日から、中学生対象の『定期テスト直前対策講座』が始まりました。
前回のテストから今回のテストまで、それほど期間は長くないのですが、例年通り、テスト範囲は広い!
数学(3年生)のテスト範囲が、『2次方程式』『関数』『相似』『円』という学校もあり、「どこから手を付ければいいのだろう?」という状態です。
気持ちは焦るのですが、理解するのに時間がかかり、授業はなかなか進まない・・・
1・2年生の頃は数学の成績が良かった子でも、ここに来てペースダウンし、1時間に1問しか解けないということもしばしば・・・
原因は、『展開・因数分解(乗法公式)』、『平方根(ルート)』の計算が完璧にできないこと。
どの単元にも、基本的な問題はあるのですが、それでも『展開・因数分解』、『平方根』の計算ができなければ解けない問題ばかり。
計算が不安な人はもう一度、『展開・因数分解』、『平方根』の計算練習をぜひしてください。
また、めんどくさがり屋さんも苦戦しています。
例えば、次のような2次方程式の問題。
「大小2つの整数があり、その2数の差は4で積が21であるとき,2つの整数を求めなさい。」
めんどくさがり屋さんは、何をxにするかをかかずにいきなり x(x+4)=21 という式を作ります。
そしてこれを解いて、x=−7、3 という解を出し、解答欄に −7と3 とかいて ×(バツ) をもらって、なぜ間違えたのかがわからずに、ずーっと固まってしまいます。
何をxにしたかをかいていない(目に見える形にしていない)ので、計算の結果が何を表しているのかがわからないのです。
(ちなみにこの場合は、小さい方の整数をxとすると大きい方の整数はx+4となり x(x+4)=21 という式になりますので、x=−7、3 という解は、どちらも小さい方の整数を表しています)
さらに、めんどくさがり屋さんは、関数でも苦戦しています。
「関数y=x2(xの2乗)において、xの変域が 1≦x≦3 のとき、yの変域を求めなさい。」という問題。
これもグラフをかいて、xの変域を図示して、目に見える形にして考えれば、さほど難しい問題ではないのですが、めんどくさがり屋さんは「どうせいつものように0が最小値なのだろう」と安易な考えで、0≦y≦9 とかいて、またまた ×(バツ) をもらって、なぜ間違えたのかがわからずに、ずーっと固まってしまうのです。
(ちなみにこの場合は、xの変域が0をまたいでいませんので、最小値は0にはならず、1≦y≦9 という答えになります)
(数学が)できないのには、できないなりの理由・原因があります。
1つ1つの細かいことをめんどくさがらずに、基礎基本を徹底させてください。
3年生の皆さん、どの学校も数学に限らず、テスト範囲が広いですので、今すぐに対策を始めてください。