[2023年12月1日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。あっという間に気付けば12月、師走です。年々、1年を過ぎるのが速くなってきていると感じるのは年のせいでしょうか(^^;)。ここからは、私立高校入試、大学入試共通テスト、学年末テスト、公立高校入試と目まぐるしい日々となりますね。私たち塾講師にとっては正に正念場。塾生さん一人一人が目指すところに到達できるようにしっかりと踏ん張っていかなければいけません。試験に臨む生徒さんと共に、体調管理に気を付けて過ごしていきたいと思います。
中学生は後期中間テストが終わり、1・2年生さんはちょっとゆる〜い雰囲気が漂っていますが、学年末テストまでは2か月しかありません。緩んだ気持ちを引き締めなければ!と思う日々です。次回の学年末テストは、かなり範囲が広くなることが想定されていますので、「まだまだ時間がある」と思って、今までと同じようなスケジュールで学習を進めていくと危険です。
今回の国語のテストでは、どの学年も古文が範囲となっていました。中学1年生さんにとっては、本格的な古文の学習は初めてでしたので、古文の学習成果が全体の得点を大きく左右した結果となっていました。古文の学習において大事なことは、「日本語と思って学習するな!」です。日本語で書いてあるから、物語文や説明文と同様に何とかなる考えていると、ドツボにはまるーそれが古文です。日常的に使っていないような言葉の学習は「外国語」と一緒です。
このことは、高校の古文でも同様で、古文の学習も、外国語である英語の学習と同様な「予習」をしっかりして授業に臨まなければ、教科書に書いてある文章を理解することすらできません。古語単語の意味を調べ、覚えるという、まさに英語学習のように「言葉を覚える」というところから学習していく必要があります。だから、「日本語と思うな」なのです。
次回のテストでは、中学1・2年生の国語では「漢文」が範囲となります。またまた、1年生さんには初めてのジャンルの学習となりますので、十分な学習時間を確保する必要があります。漢文は、読むためのルールが明確ですので、そのルールをしっかりと覚えればそれほど難解なものではありませんが、苦手に思う生徒は少なくありません。ちなみに、私は英語の担当をしていますが、実は専門が漢文ですので、漢文の授業は大好きです。
と、今だからそんなことが言えますが、高校時代、古典はとても苦手で、最初はとても苦労しました。高2の時の古典の教科担任の先生のお陰で、古典が好きになり、飛躍的に得点を伸ばすことが出来ました。苦手に思い、思うように点数を取れなかいという経験をしたので、子ども達が苦手に思うのもよく分かります。ですので、今回のテスト対策を通して、漢文・古文の学習の「コツ」を子ども達には伝授し、得点できるように指導したいと思います。