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啓新セミナー

[2023年12月15日]

内申点の重さ

 こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。12月も半分が終わり、今年もあと2週間ほどとなりましたね。思いのほか、12月に入っても気温の高い日が続いていましたが、ここにきてぐっと寒くなり、ようやく本来の12月らしい気候となっています。インフルエンザも流行しているようで、体調不良で欠席する生徒さんも増えてきました。年末を迎え慌ただしい日々ですので、子ども達の体調管理だけでなく、保護者の皆様もお体を大切にお過ごしください。

 中学3年生は、各中学校で入試に向けた個人懇談が行われ、いよいよ私立高校の出願の時期となってきました。私立高校入試まで約1か月、公立高校入試までも3か月弱です。私立高校、公立高校どちらにおいても入試では、「内申点」が大きく影響します。特に私立高校の出願の際には、内申点の基準が設けられている場合もあります。つまり、中学入学から今までの定期テスト結果、授業態度、提出物の提出状況など今までの3年間の取り組みが、進路を大きく左右するという事です。時には、基準に達しないために、出願したくてもできないということもあります。

 中学1・2年生さん達は、まだまだ「高校入試」というものが随分先のことに思っているようで、こうした入試の情報をお話しても、ぽわ〜んとした雰囲気です。毎年、受検生を指導している私たちとしては、この日々の取り組みが大切であるということを何とか子ども達に理解してもらいたいところなのですが…。思うように響かない様子に不安を感じる日々です。

 また、中学1・2年生さんだけでなく、現在小学6年生の生徒さん達にも、春から始まる中学校生活がどういうものなのか、定期テストはどういうものか、などを話し少しでも早く中学に向けた準備を始めてもらいたいと思います。中学生になっても、なかなか小学生スタイルの学習が抜けない生徒さんが多い現状を見ているので、中学生に向けた「意識改革」をしなければ!と思っています。

 来週末には、各小学校・中学校が冬休みを迎えます。冬休み期間中に、中学生さん・高校生さんは今後の進路について、特に中学2年生さんや高校生さんは、目標とする志望校をどうするのか?というような具体的な進路の話をする時間を、また小学6年生さんは、是非中学に向け、学習習慣の見直しや小学校の復習する時間を十分に取っていただきたいと思います。

 年末に向け、寒さもより一層厳しくなることで、お家時間が増えてくる時期かと思います。普段の家庭学習の在り方や今後の進路などについて、どの学年の生徒さんも保護者の方も、是非じっくりをお話合い頂きたいと思います。