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啓新セミナー

[2024年1月22日]

教科書以外にも

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

今年の大河ドラマは『光る君へ』ですね。
時代は平安。主人公は紫式部、それに藤原道長。
先日息子と第1回の放送を観たのですが、登場人物はほとんどが『藤原』さん。
誰が誰やら、さっぱりわかりませんでした。
城巡りをするくらい、戦国時代は好きなのですが、正直、奈良・平安時代はさっぱり・・・ 恥ずかしながら、中学校の教科書に出てくる程度のことしか知らないのです。
さすがに、何の知識もなく観ていてもつまらないので、とりあえず、図書館で本を借りてみました。
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この本のいいところは、文字だけでなく、図や写真、家系図なんかも載っていて、相関関係がとてもわかりやすかったです。
本以外にも、平安時代や藤原家の解説をしているYouTubeなんかもたくさん観ることで、鎌足から始まって、道長・頼通で全盛期を迎えるまでのおおまかな『流れ』を理解することができました。
『流れ』や『相関関係』がわからないと、歴史は理解することはできませんね。

中学校の定期テストが近づき、理科や社会のワークも宿題に出しているのですが、「この問題は学校で習っていないので・・・」と言って飛ばしてくる子がいます。
基本的に、学校の授業で習わないこと、教科書に出ていないことは、テストに出ませんので、知らなくても(覚えなくても)いいのですが、「そのことを知らないと流れがつかめないだろう?」ということがありますし、「そのことを知ればもっと理解が深まるだろう」ということもあります。

また、数学も同じことが言えて、学校と違う解き方で説明すると、「学校で習った解き方と違うので・・・」と、拒否反応を示す子がいます。
数学というのは、答えは1つでも、解き方・考え方がたくさんある教科です。
色々な解き方・考え方を知ることで、臨機応変に対応でき、その問題に合った解き方をすることで、最短ルートで解答にたどり着くことができるのです。

毎年共通テスト(数学)を解いて思うことは、制限時間内にあの大量の問題を処理するには、速く正確に問題文を読んで内容を理解することはもちろん、最短ルートで解答にたどり着ける手段(解き方・考え方)を知っているかどうかも重要であるということ。
1つの解き方しか知らなくて、途中で悩んでしまって手が止まったらアウトですからね。

何でもかんでも吸収しようとするとパンクしてしまいますが、教科書に載っていないこと、学校で習っていない解き方・考え方を習得することは、決して無駄なことではないと思います。
むしろ、知識を広げるために、必要なことであると思います。