[2024年1月29日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
先週は、『今季最強寒波』と言われるぐらい、すごく寒い1週間でしたが、雪の量が思ったほどでなかったのがせめてもの救いでしたね。
雪国に暮らす人間の知恵ではないですが、晴れた日に買い物やガソリン、灯油を入れていますので、特に慌てることはないのですが、それにしてもあまりの寒さに嫌になりますね。
(暑いのも嫌になりますが・・・)
共通テストが終わってすでに2週間経ちましたが、やっと解き終えることができました。(数学?Aと?Bだけですが・・・)
塾生の中に共通テストを受ける子がいましたし、受験生でなくても通常授業で『青チャート』を使っている子がいましたので、日々の受験対策や青チャートの予習をしているせいか、?Aも?Bも特に問題もなく解けてしまいました。
50を過ぎても、やれば力は付くのですね。
共通テストを解くにあたって、速くて正確な『計算力』が必要なのはもちろんですが、会話形式の無駄に?長い文章が永遠に続きますので、長い問題文を速く正しく理解する『読解力』『イメージ力』も必要です。
『読解力』『イメージ力』というと、国語をイメージするかと思いますが、数学にも必要な力です。(というよりはすべての教科に必要な力でしょう)
話は少し変わりますが、現在中学1年生が『作図』の勉強をしています。
先日も、「直線ℓ上に点Pをとり、2点C、Dからの距離が等しくなるようにしたい。点Pを作図しなさい。」という問題を解きました。
答えは、線分CDの垂直二等分線と直線ℓとの交点をPとすればいいだけの、基本的な問題なのですが、線分CDの中点をPとしている子がほとんどでした。
「直線ℓ上に・・・」と書いてあったので、直線の上の部分に点Pを書けばいいと思ったみたいです。
こういう間違いをする子は、何年か前からいたのですが、昔は一人二人だったのが、今ではほぼ全員になっているのです。
文章を正しく理解して、完成図をイメージする力が年々なくなっていると感じます。
計算力も読解力も、小さい頃からの積み重ねで身に付くものであって、高校生になって急に身に付くものではありません。
途中式をきちんとかく、文章を読んで図式化して考える。
(共通テストの問題には、図をきちんとかけば、計算しなくても解ける問題がけっこうありました・・・)
こういう基本的なことをおろそかにしていては、『計算力』『読解力』『イメージ力』は身に付きません。
何事も、めんどくさがらずにコツコツ積み重ねるしかないのです。