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啓新セミナー

[2024年5月27日]

プラスαのこと

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

昨日の日曜日で、中学生対象の『定期テスト対策講座』が終わりました。
皆さんお疲れ様です。
今週はいよいよ本番ですね。

先々週、先週は、塾の教材の宿題をストップして、学校のワークの進捗状況をチェックしています。
ある生徒が・・・
「数学はがんばって進んでいるね」と言うと、飛び切りの笑顔で、「これから3回目をやります!」と頼もしい返事。
「社会はどうしたの?」と聞くと、「数学が難しいと聞いたので、数学を優先的にやって、社会をやろうと思ったら、答えを学校に忘れて、それにちょっと頭痛がする日があって、○△×☆◇・・・」と、最後の方は何を言っているのかさっぱりわからず・・・ 要は、社会はあまりやってないのでしょうね。

別に怒るためにチェックしているのではなく、進捗状況をはっきりさせて、進んでいない教科があるのなら、ペースを上げてもらえばそれでいいのです。

このように「人に見せる」って大事なことですよね。
人に見せることで、現状が明確になって、言い訳ができませんからね。
(それでも言い訳する子はいますが・・・)

これが単に言葉のやり取り(確認)だけで終わってしまったら、状況がよくわかりませんからね。
(子どもたちは、「ワークやっている?」と聞かれて、1ページでもやってあれば「やっている」と必ず答えます)

また、「ワークが終わった」=「高得点が取れる」と思うのも危険です。
定期テストは、教科書やワークを元に作成されていますが、特に数学は、ワークに載っていない問題も出題されることがよくあるのです。(というより、毎回です!)

先日も「数学はワークが大丈夫なので、テストも大丈夫です」と言っていた子がいました。
1年生で、初めての定期テストでしたので、本人も保護者様もワークさえやっていればテストも大丈夫と思っていたみたいです。
試しに、過去問を基に私が作成した問題をやらせてみると、これがボロボロ・・・
かなりショックを受けていました。
(さすがに、2・3年生になりますと、ワークだけではダメだということがわかっているようです)

ワークを終わらすことは最低限のことであって、しかも、大部分の人がやっていること。
高得点を取るためには、さらにプラスαのことをやらなければならないのです。
(もちろん、ワークすら満足にできないのは、話になりませんが・・・)

そのプラスαのことをするのが塾の役割であると私は思います。

今週は最後の仕上げです。
基礎知識の確認をしながら、プラスαのことをみっちり指導していきたいと思います。