[2024年5月31日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。5月も今日で最終日、早いもので新年度が始まってもう2か月が経ちます。ようやく各中学校の定期テストが今日で終わります。既にテストが終わった学校の生徒に手ごたえを尋ねてみると、う〜ん…イマイチな反応です。テスト返却が怖い…と思っているのは子供たちだけではありません。せめても、今ある力を出し切ってくれていることを願うばかりです。
当初の懸念通り、やはり中学2年生が苦戦していたように思われます。中学2年生のテスト範囲では、昨年度末の2〜3月に学習した内容も含まれるため、範囲が広く、さらに学年が上がったことにより、難度もUPしています。そんなことは重々承知していたので、前回の学年末テストが終わってから、口を酸っぱくして、1年生最後の学習内容の復習をしっかりするように、春休み中に中1のワークに取り掛かるように…と言ってきたのですが、案の定、テスト直前に、「中1の範囲がヤバい!」と言い出す子が続出。だから言わんこっちゃない。
2月中旬に学年末テストを終え、今回のテストまで約3か月半あります。テストとテストの間が一番長いのが中学2・3年生の前期中間テストです。それ以外のテストの場合、間に長期休暇を挟みますし、後期中間に至っては、そもそも期間が短いのです。そのことを見越して、3月での通常授業、春期講習で指導し、4月に入ってからは新学年の学習内容を進め、奮闘してきたのですが…。
今回のテストでは、いつも以上に学校のワークの進捗管理をしてきましたが、なかなか難しいものですね。いつもきちんとワークを繰り返し取り組むことが出来、提出日を守って提出できている子は、塾の授業時にもきちんとワークを持ってきて、時にはワークの分からなかった所を質問して…というアクションを起こせていました。反対に、毎回のように、テスト直前になって、ワークが終わらないという子は、そもそも授業時にワークを持ってこない、質問もしないという状況です。
野球の故野村監督が、江戸時代の剣の達人だった松浦清の言葉をもとにした
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
という言葉を残されています。勉強も然りです。子供たちにいつも「塾は魔法の場所ではないし、私は魔法使いではない」と言っています。塾に来て漫然と授業を受けているだけで、テストの得点がUPするなんてことはありません。その場を、どう生かすか?その時間をどう過ごすか?そして、そこで学んだことを家庭学習でどう生かすか?これが大切です。 まだ、結果は出ていませんが、子供達には、一つ一つのテストの結果をしっかりと受け止め、分析し、なぜその結果となったか?を大切にしてもらいたいと思います。
また、野村監督はこうも言っています。
「小さなことにこだわれば、大きなものを手にできる」
と。テストに向けての取り組みは小さなことの積み重ねの連続です。1日中勉強しろとは言いませんが、今やるべきことは何か?それはいつやるべきなのか?を考えて行動してもらいたいと思います。テストが終わった瞬間から、次のテストに向けての取り組みが始まります。次のテストは夏休み明け、3か月後です。ただの「行動」ではなく、「考動」を。次に向けて動き始めてもらいたいと思います。