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啓新セミナー

[2024年7月5日]

高校生の学習は・・・

 こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。毎日、ジメジメして、あまり過ごしやすくない季節ですね。お昼は蒸し暑く体がべたべたする程ですが、夜は結構涼しくなり、中々体調管理が難しい毎日です。湿度が高い時ほど熱中症になりやすいそうですので、水分補給をしっかりとして、気を付けて過ごしたいものです。

 ようやく高校生の定期テストも終わりました。どの高校生さんたちも、ホッと一息の様子ですね。特に高校1年生さん達は、中学のテストでは5教科を学習すればよかったのが、一気に科目数が増え、どの子も四苦八苦している様子でした。

 高校生のテストは、中学と違い科目数が増えるだけでなく、学校のワークを繰り返ししておけばOKではありません。中には、ワークが無い科目もあり、自分で書店に行ってワークを探すところから始めなければいけないものもあります。ですから、「テスト勉強」というのも、自分で工夫して学習を進めなければいけないことが多くあります。

 高校のテストでは科目によっては平均点が50点以下のものもありますし、中学と比べ採点基準も厳しくなります。そうしたテストの違いを踏まえ、いかに自分の勉強方法を確立できるか?学習時間を確保できるか?が重要となってきます。

 高校1年生の冬頃頃までに自分の勉強スタイルを確立し、遅くとも高校2年生の夏ごろまでには志望大学、志望学科を絞り込みをしていく必要があります。大学入試では、入試形態も多岐にわたるため、一般入試でいくのか、指定校推薦もしくは学校推薦などでいくのかなど、どのような入試スタイルでいくのかによっても、取り組み方が変わってきます。ですから、高校入試のように、3年生になってから…では、大学入試の準備は間に合いません。

 中学生と違い、高校生の勉強では、短期間で一気に偏差値を上げることは難しいものです。高3になって慌てて勉強し始め、急激に偏差値がUPするというようなマジックが起こることはレアケースと言えます。高校1年生であれば、間もなく始まる夏休み中に、中学時の学習の取りこぼしをきっちり回収し、1学期までに学習した復習までし終えておく必要があります。高校2年生であれば、そろそろ自分の現状の偏差値から希望が持てる大学の幅をシビアに見極めていかなければいけまん。

 また、大学選択によっては、その後の就職等の進路に大きくかかわってきます。まだまだ将来何がしたいのか?がはっきりしていないという高校生は多いかと思いますが、「なんとなく」で日々を過ごしていては、どんどん時間が過ぎ、間に合わなくなってしまいます。テストが終わり少し時間に余裕がある頃かと思います。この期間に、自分が何の勉強をしてみたいのか?その学びの先にはどんな職業選択があるのか?どんな職業に就いてみたいのかなど、自分の今後の身の振り方を真剣に考えることが大切です。

 高校の3年間はあっという間です。迷っているだけで行動をしなかったら、すぐに入試がやってきてしまいます。一つ一つの行動を早め早めにし、しっかり準備をしてもらいたいと思います。