[2024年7月12日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。まだまだ梅雨空が続きますね。今週は新潟県内でも避難勧告が出るほどの大雨となり、昨日も西日本で災害が起きています。これ以上の大きな被害が出ないことを願うばかりです。
今月に入り、何件かお問い合わせを頂いたり、新しい生徒さんを迎えたりとバタバタした日々を送っています。中には、中学生時に通塾していた生徒さんが、高校生になって再び通い始めてくれる生徒さんもいます。久しぶりに会うと、少し背も伸び、大人っぽくなっていて、時の流れを感じます。以前は高校入試に向けてでしたが、今度は大学入試に向けて精一杯指導したいと思います。
間もなく夏休みを迎えるということで、私たちも夏期講習の準備に追われる毎日です。中学生は夏休みが明けると、すぐに前期期末テストが待ち受けていますので、そこに向けた準備期間となる大事な夏期講習。テスト範囲も大体予想がついているので、そこに向けてしっかり学習させていきたいと思っています。
次の期末テストでは、中学1年生はbe動詞・一般動詞・疑問詞・人称代名詞・命令文、中学2年生は不定詞・動名詞・文型、中学3年生は受動態・分詞の形容詞的用法がメインとなってきます。英語の学習は、そのベースに国語の文法力がありますが、今回のテスト範囲では、中学2・3年生において特に「品詞」の知識が必須条件となります。国文法における「品詞」の詳しい学習は中学2年生での内容となりますが、基本的な事柄については小学4年生から学習しています。
中学生の国語だけでなく英語学習でも基礎となる小学生における国文法の学習は、学校によってかなり指導内容に濃淡がありますし、一般的に文法指導はさらっと終わっていることが多くあります。ですので、塾での授業では、必ず毎週、文法指導の時間を取り、中学に向けた国語・英語の文法力を養うことに重きを置いています。小学生時にしっかり文法の知識を培っておくことで、その後の学習がかなりスムーズに進みます。
中学・高校で英語に苦労する生徒さんが多く、保護者の方の中にもそういった経験がある方もいらっしゃるかと思います。ですから、英語に早いうちから英語学習に力を入れたいというご希望を保護者の方から多く頂きます。しかし、(いつも同じ話になってしまうのですが、)基本的な国文法の品詞の知識、文節の役割などが分かっていないと、いくら英語の文法を指導しても、理解するのに時間がかかりますし、最悪、よくわからないで終わってしまいます。
入試に向けた英語の学習をより効率的に行うには、基本的な国文法の知識、日本語の語彙力は欠かせないものです。小学生も中学生も、英語力UPを目指すのであれば、まずは国文法。それがある程度身についてようやく英語学習のスタートに立てます。
中学生さんは定期テストが控えているので、どうしても目の前のワークに目がいきがちですが、本当に力をつけ、得点をUPさせていくには、その前段階となる学習をしっかりしておくことが肝心です。この夏休みに、小中学生さんたちにはぜひ、国文法の基礎を徹底して学習してもらいたいと思います。