[2024年7月15日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
昨日の日曜日は、久しぶりのお休みでしたので、息子が前々から登ってみたいと言っていた『春日山城址』へ行ってきました。
以前、上越に住んでいましたので、春日山は何回か登ってことがあるのですが、何度も見ても、山全体が巨大な城というのは圧巻ですね。
特に敵を欺くための工夫が施された『空堀』なんかは感動すら覚えますね。
山を下ってきたら、ちょうど雨が降り出したのですが、せっかくでしたので、『高田城(三重櫓)と榊原康政展が開催されていた『上越歴史博物館』にも行ってきました。
榊原康政展では、康政が初陣のときに着用していた鎧・兜や、康政の遺言書などがあり、こちらも見応えがありました。
雨さえ降っていなければもっとよかったのかもしれませんが、それでも、久しぶりに遠出ができて、大満足の日曜日でした。
夏休みが近づき、おかげさまで当塾にも体験授業へのお申込みがちらほら来ています。
ありがとうございます。
中学生や高校生ですと、過去のテストの結果、現時点の理解度、志望校、意欲など、数字(結果)を中心に見るのですが、小学生で見ているのは、『がまんができるか?』の1点のみ。
多少テストの点数が悪くても、多少字が汚くても、多少集中力がなくても、多少姿勢が悪くても、・・・(あくまでも『多少』ですが・・・) 正解するまで解き続けることができるかどうかだけしか見ていないのです。
先週体験に来てくれた子は、20人の平均点を求める問題にチャレンジしたのですが、足し算が合わなかったり、割り算が合わなかったりして、なかなか正解できませんでした。
でも、何回不正解でも、あきらめもせず、ふてくされもせず、自分の力で解けるまでがんばっていました。
小学生でがまんができない子は、正直、お手上げです。
がまんができないので、こちらも、手取り足取り説明をするのですが、「まずこうやってごらん」「次はこうやってごらん」・・・ と単に『誘導』しているだけになってしまうのです。
その子にしてみれば、丁寧に教えてもらったから良かったのかもしれませんが、いつまでたってもその繰り返しで、結局は成績も伸びないのです。
(そして早々に退塾してしまう・・・)
小学生の能力は未知数です。
ほんのちょっとしたことをきっかけに一気に爆発的に伸びる子をたくさん見てきました。
どんな子でも爆発的に伸びるチャンスはありますが、実際に伸びている子というのは、『がまんができる子』だったと思います。
とは言っても、なんでもかんでも「自分でやれ(考えろ)!」と言っている訳ではなく、「ここは手取り足取り細かく指導しなければならないな」と思うところはきちんと指導しています。
その判断をするのが我々プロの仕事。
先ほどの『平均点を求める問題』なんかは、足して割るだけですから、これは自分の力でやり抜かなければいけません。
平均を求めさせると、その子のがまん具合がわかりますね。
これから夏休みを迎えます。
楽しいこと、やりたいことがたくさんあるかと思いますが、がまんして勉強もがんばって『がまんすること』を身に付けましょう。
『勉強のがまん強さ』は、残念ながらスポーツでは身に付きません。
『勉強のがまん強さ』は、勉強でしか身に付かないのです。
夏休みに何か1つでもいいので目標を決めて(もちろん勉強の)取り組んでください。
この夏休みに何か1つでもがまんして達成できれば、一生どんなことでもがまんできると思います。