[2024年9月20日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。今週は十五夜があったので、ススキを飾ろうと探しに行ったのですが、このおかしな気候のせいか手に入らずじまいでした。また、あいにくの空模様のため、あまりはっきりとはお月様が顔を出すことはなく、結局、月を眺めずお月見団子だけを食べただけで終わってしまいました。
昨日から県内は各地でひどいお天気ですね。9月も下旬というのに相変わらず稼働しているエアコン。暑さが長引いているためか、偏頭痛に悩む日々が続いています。早く天候が落ち着いて秋らしさを感じたいものです。
中学生のテスト結果がほぼ出そろったので、一人一人の答案をチェックし、どんな問題が出題され、どんな間違いをしているのかを確認しています。やはり、学校によっての難易度の差はありますが、英語のテストは質・量ともに数年前とはかなり変わってきていることを実感します。単純に教科書内容を理解し、学校のワークを繰り返しているだけでは高得点は難しくなってきています。
ここ数年は、与えられた情報をもとに、設問の趣旨に合う英文を解釈し、答えを導くような情報を活用する問題が増えています。チラシやインターネットの広告画面などの資料とその説明、その情報をもとにした会話文などが問題となっているため、読まなければいけない英文の量もかなり多いです。こうした問題に対応するためには、基本的な文法事項の理解や英文を日本語にする力だけでなく、設問に対する必要な情報を取捨選択する力も必要となってきます。
また、今回の定期テストの国語の説明文の問題の中でも同じように情報活用の問題が出題されていました。文中の説明に即した数値をグラフから読み取って答えるという問題です。今までにあまり見たことがないパターンでした。グラフもいくつかあるため、本文の内容がきちんと理解できていないと正確な数値を答えることが出来ません。英語と同様で、文章理解と情報を精査する力が必要な問題です。
このように定期テストは年々変化しています。単純にワークを繰り返してさえいれば、教科書を読んでさえいれば高得点が狙えるものばかりではありません。テストが返却されると、どうしてもその得点(素点)に目がいきがちです。しかし、定期テストでは単純に80点だから良い、60点だから悪いということではありません。平均点が何点か?によって、その得点の持つ意味が変わってくるからです。また、たとえ60点であったとしても、どのような問題でどんな間違いをしているのか?が重要です。
保護者の方の時代とはテストの内容・質が大きく変化しています。ですから、「自分は〇点だった」という保護者の方の時代の基準で子どもたちのテストを見るのは危険です。現在、授業の中で期末テストの振り返りシートを子どもたちに書いてもらっています。そのシートを元に、テストの内容・得点に関しては授業の中で私たちが指導とアドバイスをしますので、ご家庭ではテストに向けた取り組み姿勢、日頃の学習の取り組み方に、時間の使い方などについて、是非お話合い頂ければと思います。