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啓新セミナー

[2024年9月23日]

計算力

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

今日は振替休日ですね。
土日祝日は、家内も息子も早く起きてこないので、ゆったりとした(しかも静かな)朝を過ごすことができます。
普段は、お店で挽いてもらった豆をパパっとセットしてコーヒーを飲んでいるのですが、休みの日は、自分で豆を挽いてコーヒーを楽しいでいます。
(インスタントコーヒーを飲みながらコーヒー豆を挽くという訳のわからない行動をしていますが・・・)
朝ちょっとゆっくり過ごすだけで、何か得した気分になりますね。


現在、小学6年生が『円の面積』を学習しています。
この単元で使う公式は『半径×半径×3.14』のみ。
円の面積が『半径×半径×3.14』で求められる理由を説明した後は、ひたすら演習をするだけなのですが・・・
まあ計算(小数のかけ算)が合わないこと合わないこと・・・
たしかに、5×5×3.14 なんて、めんどくさいですよね。
まあ、5×5×3.14 は正解するまでがんばって計算するしかないですが、例えば、「半径5?の円から半径3?の円の面積をひいた面積は?」は、5×5×3.14−3×3×3.14 をそれぞれ計算するのは、さすがにめんどくさい(ムダ)ですので、『計算の工夫』を利用して、(5×5−3×3)×3.14 を計算した方が、少しは楽になりますね。
ただそれでも、×3.14 は計算しなければならないので、やはり『速くて正確な計算力』は必要となります。

また、円の面積に限った話ではないですが、ある程度は、『計算の結果』を覚えることも大事です。
例えば、円の面積でしたら、半径3?の円の面積(3×3×3.14)=28.26?2、半径4?の円の面積(4×4×3.14)=50.24?2、半径5?の円の面積(5×3×3.14)=78.5?2 なんかは、よく出てくる数字ですので、いちいち計算するよりは覚えた方が早いですし、中学3年生ならば、121=11の2乗、144=12の2乗、169=13の2乗、196=14の2乗、225=15の2乗 に気付くことができれば、平方根や2次方程式の計算が早くなりますし、高校生ならば、2の3乗=8、3の3乗=27、4の3乗=64、5の3乗=125、6の3乗=216 ぐらいまでは覚えておいた方が、展開・因数分解、そして、順列・組合せ・確率等で有利になります。

『計算力』と言うと、馬鹿正直にノートが真っ黒になるまで繰り返し解き続けることをイメージする方が多いかと思うのですが、『計算力』は、計算方法を工夫したり、計算の結果を覚えたりして、なるべく計算しなくて済む方法を考えることの方が大事なのです。
計算が少なくなれば、時間の短縮になりますし、何よりも『計算ミス』が減りますからね。

小学校→中学校→高校 と進むにつれ、やらなければならないことが増えていきます。
それを全部がむしゃらにやろうとすることは物理的に不可能。
なんでもかんでもがむしゃらにやるのではなく、どうしたら「簡単に」「確実に」身に付けることができるのかを考えることが大事だと思います。