[2024年9月27日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。気づけば9月も残り数日ですね。一気に朝晩が涼しくというより、寒いぐらいですね。一日の寒暖差が大きいと、体調管理が難しいです。季節の変わり目、気を付けて過ごしたいものです。
つい先日まで「令和の米騒動」と報道されていましたが、ようやく新米の季節。我が家にも新米が届きました。やはり新米は美味しいですね。「天高く馬肥ゆる秋」と言いますが、馬だけでなく、私も増量しそうなので、ほどほどにしておきたいと思います。
先週末から高校生のテスト対策がはじまり、今週はテスト期間となっています。高校生になると、学習しなければいけない科目数が増え、中学のテスト範囲とは比べ物にならないぐらい量が多く、どの教科の対策も本当に大変です。
まだまだ、高校1年生さん達は高校での学習に慣れていないようで、テスト直前はどの子もあたふたしている様子です。中学時と違い、指定のワークを繰り返していれば得点できる訳ではなく、1つ1つの内容をきちんと理解していないと太刀打ちできません。量・質ともに中学時とは大きく違うので、テスト前に慌てて対策して得点できるようなものではないので、日々の家庭学習をしっかりしてほしいと思います。
昨日は新人戦があったためか、どの子も疲れた様子でした。ここからは学校行事もいくつか予定されているため、何かと忙しい日々になるかと思います。しかし、次の定期テストまで5週間ちょっとです。既に前期期末テストから約1か月が過ぎようとしています。まだまだぽわ〜ンとした雰囲気でいる子が多く心配です。
次回のテストでは、どの学年も国語の範囲に古文が含まれてきます。1年生は「竹取物語」、2年生は「平家物語」、3年生は「万葉集・古今集・新古今集」が範囲となるところが多いのではないでしょうか。学校により違う作品を範囲とする学校もありますが、古文が出題されることは確実です。
中学生でも、高校生でも古文の学習で大事なことは、「日本語と思うな!」ですね。書いてある言葉が日本語であることは間違いないのですが、どう考えても、私たちが日常的に使っている日本語とは全く違うことを考えると、同じ「日本語」と思って学習を進めるのは難しいものです。ですから、どちらかと言うと、英語の学習に近いのでは?と思います。
まずは、教科書の音読、言葉の意味を理解する、文章全体の意味を理解する、この3つの土台を作ってからようやく問題演習に入ることが出来ます。いきなり、ワークに取り掛かることは無謀です。さらにもっと言えば、それぞれの作品の時代背景を学ぶということも重要です。
平安時代の作品であれば、当時の貴族たちの生活、服装、年中行事などを知っておくことでより理解が早まります。古文を苦手とする子のほとんどが、そういった作品の土台となっている当時の人々の生活を理解していないことが多いです。ドラマでも漫画でもなんでも良いので、当時の人々の様子をうかがい知ることが出来るような物に触れておくと学習がスムーズに進みます。
どの教科でも言えることですが、目の前のワークをひたすら解いているだけでは得点につながりません。学習は「ワークを埋めること」ではなく、それぞれの事象についてイメージを持ち、理解しながら取り組むことが必須です。土台作りがいかにきちんと出来るか?が得点力につながってきます。テストに向けた学習は既に始まっています。テスト前に慌てることが無いよう、早め早めの準備をしましょう。