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啓新セミナー

[2024年10月28日]

あきらめる勇気

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

野球の日本シリーズが始まりましたね。
今年は、圧倒的な強さで勝ち上がった『ソフトバンク』と、セリーグ3位から巻き返した『DeNA』。
『DeNA』好きの大谷家は大いに盛り上がっているのですが、でも、「3位は3位だよな・・」という思いもあって、ちょっと複雑な思いで今年は観戦しています。
まあそれでも、大好きな野球の試合が観られるのはいいのものですね。
息子の大好きなオースティン選手やフォード選手の活躍に期待しています。


高校3年生が、共通テストに向けてラストスパートをかけています。
家でも塾でも1冊の問題集を何度も繰り返し丁寧に解いて、基礎力はかなり身に付いたと思います。

問題集が一通り終わった段階で、時間を計って模擬問題をやらせてみました。
結果は・・・ 半分もできていない!
原因は「時間がたりない!」こと。
今までは、時間を気にせず、一問一問細かいところまでじっくり丁寧に理解しながら解いてきましたので、このような結果も原因も予想通りと言えば予想通りでした。

今までは時間を気にせず「基礎力を身に付ける」ことに主眼を置いていましたので、これからは「時間内に解き切る」そして「解けそうにない問題に素早く見切りをつける」ことに主眼を置かなければいけません。

変な話、共通テストは時間内に終わる訳がないくらい難しく、しかも量も多いですから、どうしても『あきらめ』が必要になります。
「いつあきらめるのか?」「何をあきらめるのか?」というのをこれから残りの期間で体に身に付けていかなければならないのです。
ほんとうに変な話ですね。

人間というのは「もうちょっと考えれば解けるのでは・・・」と思ってしまうものですから、前半に時間をかけすぎて、後半は「さっぱり」になってしまうのです。
ある程度で『あきらめる勇気』が必要なのです。

もちろん、実践形式で解いた後は、いつものように丁寧に間違い直し、解き直しをして、知識をどんどん増やしていかなければいけません。
ここをおろそかにしてしまったらまったく意味がありません。

やらなければならないことがまだまだたくさんありますね。
ここから残り3か月が一番きつくて辛い時期かと思いますが、焦らず、慌てず、でも、がむしゃらに歯を食いしばってがんばっていってほしいですね。