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啓新セミナー

[2025年1月20日]

お疲れさまでした!

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

共通テストが無事に終わりましたね。
雪国に住んでいますと、天候が一番の心配事。
良く晴れた青い空の下で試験会場に向かうのと、雨・雪・風が吹くどんよりとした灰色の空の下で試験会場に向かうのとでは、気持ちが全く違いますからね。
今年は2日間とも(新潟にしては)良い天気だったので本当に良かったと思います。
全力を出し切れたのではないでしょうか。
なにはともあれ、受検生の皆さん、本当にお疲れさまでした!
ちょっと一息ついて、次の2次試験に向けて、またがんばってください!!


現在、小学6年生が『拡大・縮小』を学習しています。
ほとんどの子が、拡大図・縮図を描いたり、対応する辺の長さや角の大きさを求めたりするのは問題なくこなせるのですが、『縮尺』になると止まってしまいます。
『縮尺』なんて、小学生にとってはまったく意味不明な単元。
何のことやら、全然イメージできないのでしょうね。

例えば、縮尺が1/25000で、
 ?「地図上の長さを求めよ」ならば、小さくするので、25000でわればよい。
 ?「実際の長さを求めよ」ならば、大きくするので、25000をかければよい。
これだけのことなのですが、これがなかなか理解できない!

具体的な問題でやってみますと・・・
「縮尺が1/25000の地図があります。実際に2?ある長さは、この地図上では、何?で表されていますか。」という問題。

「地図上の長さを求めるので、25000でわればよい。だから、2÷25000 を計算すればよい。」とやったらたいへんなことになりますね。
最初に、2?を?に直さなければいけません。
ポイントは、?を?に直せるかどうか?
この問題を子どもたちにやらせると、いきなり?を?に直そうとして、0が多かったり足りなかったりします。
こうゆうときは、?と?の間に、mを挟んでやればいいのです。
 1?=1000m
 1m=100?
だから、1?=100000? 、つまり、0を5個つければいいのです。

<解答> 2?=200000?
     200000?÷25000=200÷25=8   8?
となるのです。

逆に、「地図上の長さが6?のときの実際の長さは?」という問題ならば、
 6×25000=150000 150000?! とやったらいけませんよね。
150000は?ではなく、?ですので、
 150000?=1500m=1.5? となるのです。

人間、目に見えないもの、経験がないものは、イメージができず理解できないものです。
時間はかかるかもしれませんが、図をかいたりして、根気よく指導していこうと思います。