[2025年1月27日]
皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。
共通テスト(数?A、数?BC)を解いてみました。
新課程に対応した初めての共通テストでしたね。
解いた感想を思いつくままに書きますと・・・
・以前に発表された『試作問題』と同じ形式で解きやすい
・問題文はそれほど長くなくわかりやすい
・誘導がわかりやすくしっかりしているので、それに沿って解けば(それを真似すれば)解ける
・複雑な計算がなかった(複雑な計算が必要なところは最初から答えが載っていた)
・「(1)のように・・・」というふうに、解き方・考え方を真似すれば解ける問題が多かった
・「導関数の定義」「等差数列の定義」「sin、cosの定義」「正規分布の定義」「信頼区間の定義」「複素数の定義」・・・ このような『定義』をきちんと理解していないと解けない問題が多かった
・「正弦・余弦定理」「?の求め方」「仮説検定の進め方」・・・ (当たり前ですが)『公式』を覚えていないと解けない問題が多かった(逆に言えば、『公式』さえ覚えていれば解ける問題が多かった)
・初登場の『複素数平面』『2次曲線』(いずれも数C)ですが、やっかいな『2次曲線』は出ませんでしたし、『複素数平面』も誘導にしたがって真似をすればあっさり解けた(未知の『複素数平面』『2次曲線』を選択しなかった人が多かったのでは?)
今年の共通テストを解いてみて、得点を左右したのは『ひらめき』ではないでしょうか?
ひらめいた人はさほど計算もしないでけっこうあっさり解けたと思うのですが、ひらめかなかった人は何をやったらいいかわからず手も足も出なかったと思います。
『ひらめき』=『(生まれ持った)センス』と思われがちですが、『ひらめき』は経験値、すなわち、『努力』によって身に付くと思うのです。
1回で身に付かなければ2回繰り返す。
2回で身に付かなければ3回繰り返す。
3回で身に付かなければ・・・・・
このように身に付くまで何度でも繰り返すことによって『センス(ひらめき)』は磨かれると思うのです。
時間がかかって気が遠くなるかもしれませんが、この方法しかありません。
日々コツコツ努力をしましょう。
共通テストまで、高校2年生はあと1年、高校1年生はあと2年です。
現在学習している内容の延長線上に共通テストがあります。
1つ1つきちんと理解・定着させながら進みましょう。