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啓新セミナー

[2025年2月7日]

中学生になる前に…

 こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。今週は天気が荒れて県内各地は記録的な積雪となっていますね。この辺りは15センチ前後の雪のため、それほど大きな影響は出ていませんが、県内も各地でかなりの積雪となっています。今冬、最強寒波は週末まで続くようですが、暦の上だけでなく、早く本物の春が来てくれると良いですね。

 中学生は定期テストが終わり、私立高校の入試も一段落しました。中3生はここからは公立高校入試に向けて、高3生は国公立の二次試験に向けて、入試に向けたラストスパートとなります。残りの数週間をとにかく第一志望合格に向かって前進あるのみ!ですね。不安な気持ちもあると思いますが、まずは一歩一歩今できることに最善を尽くしていきましょう。

 さて、2月度から「中学準備講座」が始まりました。中学入学前までに、英語の授業では、英語の辞書の使い方から始まり、単語の小テストを実施し、単語の覚え方などの指導、英文の基本構造から、be動詞・一般動詞・助動詞の文を学習をします。

 国語は文法指導を中心に指導をしていきます。国文法の基礎を押さえることは英文法の基礎作りにもなります。小学校でも文法の授業はありますが、指導の深さにはかなり差があるので、小学校での学習した文法事項の復習から始めていきます。

 先週から「言葉の単位」について学習を始めましたが、言葉がどこで区切ることが出来るのか?という基本的な部分での理解度の差がかなり大きいことに驚かされます。やはり、早い段階から国語の授業を受講している生徒は、文節に区切る、単語に分けることが難なく出来ています。様々な文章問題にチャレンジしてきた経験が生かされているのでしょうね。

 中学1年生の今回のテスト範囲で、「品詞」を含む学校が多くありました。どのように言葉が分類されるかを理解しなければいけませんが、そもそも言葉がその表す意味からグループに分けられるということが感覚的にわかるかどうかは小学生時の学習にかかってきます。また、中学2年生では、「用言の活用」が含まれていました。この内容も小学校時に「言葉の形が変わることば」として学習してきているのですが、小学生時の学習がきちんと出来ていないと、「言葉の形が変わる」ということを理解するまでに時間がかかります。そこから戻って、さらに動詞・形容詞・形容動詞の様々な活用の種類を覚えて行くには相当な時間が必要です。

 英語でも国語でも基礎となる文法事項を押さえること、基本的な文構造を理解することは要となってきます。中学準備講座では、中学3年間の文法事項の基礎部分をみっちり指導することで、強い土台を作っていきたいと思います。加えて、中学での学習の仕方やテストについてなども指導していきたいと思っています。中が3年間はあっという間。今の小6生さん達も3年後には高校入試です。スムーズに小学生から中学生の学習に移行できるよう、サポートしていきたいと思います。