パソコン版を見る

啓新セミナー

[2025年2月10日]

分数ができる小学生に

皆様こんにちは、啓新セミナー代表の大谷繁樹です。

小学4年生が『分数』を学習しています。
基本的な概念は、2・3年生で学習していますので、4年生は、仮分数⇔帯分数、たし算・ひき算 が中心となります。
でも『仮分数』って、なかなかイメージしにくいようですね。

例えば 5/4(4分の5)。
「4つに分けたうちの5つ分・・・」なんて説明したらもうパニックです。
数直線をかいて、まずは1を4等分したうちの1つが1/4(4分の1)であることをきちんと理解させて、それが5個集まったのが5/4であることを理解させます。
それがきちんと理解できていれば、5/4は1から1/4いったもの、すなわち、1 と1/4に等しいことがわかるのです。

すごく手間も時間もかかりますが、そこをきちんと押さえておかなければ、それこそ将来『分数ができない大学生』になってしまうのです。
学校ではさらっと終わってしまったようですが、学校の授業より遅れてでも、ここぞという内容は、きちんと時間をかけて指導してあげたいと思います。
土台(基礎基本)が大事ですよね。


昨日の日曜日は、中学3年生対象の最後の『新潟県統一模試』を実施しました。
今シーズン最強寒波の中、朝早くからお疲れ様でした。
今年度の最後の統一模試が終ると、いよいよ『(公立高校の)入試本番!』って感じですね。

当塾では、『新潟県統一模試』が終わると、その間違い直しをさせています。
最初の頃は、その間違い直しのノートをチェックすると、漢字を間違えていたり、(数学の証明などの)理由・条件を勝手に省略していたり、挙句の果てに、間違った解説を書き込んでいたり、・・・
間違い直しの『直し』をしなければならない状態でした。
それがいつの間にか、間違いを直す必要がなくなり、参考書として十分通用するようなノートを作る子もいて、子どもたちの進歩を感じています。
もちろん、間違い直しノートは人に見せるためものではないですし、そもそも、ノートを作ること自体が目的ではなく、間違えた問題を正確に理解して身に付けることが目的なのです。
でも、見やすいノートを作ることができるということは、きちんとわかっているという証拠ですので、理解力も上がっていると思います。
(何が書いてあるかわからないノートは、きちんと理解できていないのが原因かと・・・)

まだ合格点(安全圏)に達していない子、成績が下がっている子もいますが、どの子も1年前と比べて、確実に進歩しています。
この時期、コロナやインフルエンザの感染のリスク等、勉強以外にも心配しなければならないことが多いですが、あと1ヶ月弱、今までやってきたことを信じて、努力を続けて欲しいですね。
また、間違い直しは、『1回でOK!(終わり)』ではありません。
必ず、自力でできるまで定期的に何度も解き直してください。
焦らず、慌てず、地道に、です。