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啓新セミナー

[2025年4月25日]

一事が万事

 こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。早いもので4月も残り数日ですね。お天気は相変わらず落ち着かず、教室でも体調を崩す生徒さんが何人かいます。

 学校が始まり、ようやく新生活に慣れて始めた頃ですが、思っているよりも体が疲れているのではないでしょうか?息子の学校ではインフルエンザが流行し、学級閉鎖のクラスもありました。気温の変化が激しい日々ですので、無理をせず体調管理に気を付けて過ごしてもらいたいと思います。

 新年度が始まり約1か月が経とうとしています。新しく入塾した生徒さんも、塾でのリズムもつかみ始めてきているようですが、新中学1年生さん達は、なかなか中学生の学習にまだまだ慣れていない様子ですので心配しています。

 「中1ギャップ」なんていう言葉もありますが、小学生時の学習から中学生の学習への移行というのはやはり難しいようですね。小学生時から通って来ていた生徒さんも何かと苦労をしています。

 中学での学習において、定期テストで得点することはもちろん大切ですが、普段からの授業態度、提出物なども内申点には大きく影響します。実際に、定期テストで高得点を取っていても、なかなか良い評定が出ない生徒さんは多くいます。持ち物を持ってくること、提出物を期限までにきちんと取り組んで提出することなどを疎かにしていると、いくら得点が高くても高評価を得ることは出来ません。

 塾での授業でも、英語の時は教科書と辞書を持ってくるように伝えていますが、毎回のように何かしら持ってくるのを忘れる子が何人かいます。塾では内申点を付けるわけではありませんが、塾の授業で頻繁に忘れ物をする子は学校でも同じような行動をとっていることが考えられます。ですので、忘れたときには厳しく指導しています。最近は忘れ物でそれほど怒られることがないのか、持ち物忘れに対して私が厳しくするとびっくりした顔をする生徒さんが多くいます。

 また、宿題や小テストに関しても、毎回小テスト範囲を前週に指示しているにもかかわらず、テストに向けた学習をしてこなかったり、宿題ワークが最後まで終わりきらない状態だったりすることもあります。そんな時も当然のことながら、厳しいことを言うこととなります。

 「一事が万事」という言葉があります。かなり昔のことですが、新卒で働き始めた頃によく上司に言われました。「一つの事を見れば全ての事がわかる」と言う意味ですが、仕事も勉強も何でも、同じではないでしょうか。たかが教科書一冊を持ってくる、小テスト勉強をするなど、ちょっとした事がきちんと出来なければ、定期テスト、さらには入試に向けた勉強をきちんとするなんてことは難しいのではないでしょうか。

 高校入試は日々の積み重ねの先にあるもので、何か特別ものという訳ではありません。だからこそ、日々の授業を大切にしていきたいと思っています。まだまだ中学1年生さん達は本当の意味で「中学生」になり切れていないようです。日々の些細なことにも目を向け、少しでも早く本当の「中学生」になってもらいたいと思います。