[2025年5月30日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。5月が終わろうとしているのにもかかわらず、まだファンヒーターを片付けられていない大谷家です。日中は汗ばむ陽気になる日もありますが、この時季とは思えないような肌寒さもまだまだ残っていますね。寒暖差が大きい日々ですので、体調に気を付けて過ごしたいと思います。
ようやく、各中学校の定期テストが終わりました。今回のテスト対策の様子を見ていると、やはり心配していた通り、中学1年生さん達が思うように学習を進められていなかったように感じられます。テスト直前で「あれが終わってない」「これが終わっていない」と大慌てする子が何人もいました。小学生の時と違い、テスト範囲表を見て、自分で計画を立て学習を進めていかなければいけないのが中学のテスト対策。その計画が甘かったのでは?と思います。
テスト対策だけでなく、入試対策も同じで、まずは何をいつまでにやらなければいけないのか?それぞれの内容が現在の自分の力でどれぐらい時間がかかるのか?の2つのことを把握してテスト勉強がスタートとなります。事前に大体どれぐらい範囲が設定されるかを、冊子にまとめ配布し、授業の中でもアドバイスをしてきていたのですが…。
テスト前に大慌てしている生徒さんは、指定された内容をやりきるのにどれぐらい時間がかかるのか?を考えていないことが多いです。定期テストのように範囲が決まっているものの学習は、「毎日〇時間勉強する」という計画ではうまくいかないことが多いです。また、全体量を把握したうえで、提出日までの日数を計算した上で、「1日〇ページやる」というやり方であれば良いのですが、そうではなく、何となく「1日2ページぐらいやればよいかな」と考えて取り組んでいれば、提出日までに終わらないのは当たり前のことです。
また、これは中学1年生だけに限ることではなく、テスト範囲のワーク演習というのは、あくまでもテストの範囲となっている内容を復習し、定着させるためのものであります。どのように取り組むかどうかによって、定着度は変わってきますし、当然テストでの得点にも大きく影響します。にもかかわらず、「とにかく提出できればOK」という取り組み方をしている子がよくいます。提出できるかどうかは内申点にも大きく影響するので、提出日までに提出することはもちろん大切ではありますが、そんな状況で取り組んでも得点にはなりませんし、学力も向上しません。
1つ1つの定期テストは、高校入試時における内申点に大きく影響する大切なものです。だからこそ、提出するワークにも丁寧な取り組みが求められますし、きちんと得点していくことも大切です。ですが、とにかく目の前のテストを何とかやり過ごすような日々の学習では、最終的な高校入試では思うような結果を得られる可能性は低くなります。今回のテストの経験を活かし、テストが終わったからと言って気を抜くことなく、次に向けてスタートしてもらいたいと思います。