[2025年6月6日]
こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。6月に入り、いつごろ梅雨入りするの?と気をもむ日々です。5月は急に暑くなったかと思えば、5月とは思えないぐらい寒いぐらいの日もあり、落ち着かないお天気でしたね。週末になる度にお天気が崩れていましたが、今週末はようやくお天気にも恵まれそうです。この時季はそれほど湿度も高くなく過ごしやすいので、もうしばらく梅雨入りするのは待ってほしいものですね。
今週に入り、少しずつ定期テストの結果が出始めました。まだまだ全教科返却されている訳ではありませんが、「負けに不思議の負けなし」の言葉の通り、どの子の答案を見ても納得の結果です。子どもたちの答案を見て、「どうした!こんなに高得点を取って!」とびっくりすることは時々ありますが、「なんでこんな(低い)得点なんだ!」と驚くことは殆どありません。
もっと言うと、入試においても、ごく稀に奇跡的な合格に驚くことはあっても、不合格にはそれほど驚くことはありません。テストの結果、入試の合格・不合格を決めるのはテスト当日ではないとも言えると思います。
テストや入試において、日々の学習が無ければ、本番で結果が出るなんてあり得ないことです。結果を出すような知識や力をつけていなければ、本番で出す「もの(力)」がないのですから当然です。日々の宿題の取り組み方、小テストの結果、授業内の様子などを見ていれば、テストの数日前にはどれぐらいの得点を取ってくるかは明白です。様々な日常の様子を鑑みれば、定期テストであれば数日前に、入試であれば約1か月前ぐらいには、おおよその結果が見えてきます。
今年度初めての定期テストの結果を受け、これからの動き方が大切です。次の期末テストまで、既に3か月を切っています。間に部活動の大会や夏休みを挟むため、どうしても気が緩みがちですが、思うような得点とならなかった教科を挽回するチャンスとなる期末テストに向けて、動きださなければいけません。
国語以外の教科は基本的には教科書の順序通り進むのですから、ある程度テスト範囲も予測できます。まずは、これから学習するであろう範囲の教科書をしっかり音読することから始めてもらいたいと思います。テスト前に慌ててワークに取り組んでいる子は教科書をまともに読んでいないことが多々あります。教科書を読まずにいきなりワークに取り掛かるため、問題の答えになりそうな所を「拾い読み」しています。その結果、全体像がよくわからず、ワークはやったのに得点につながらず、思うような得点にならないのです。
どんな学習においても、基礎基本は同じです。まずは、教科書をきちんと読み込む、書いてあることで意味が分からない言葉が出てきたら調べる、自分なりにまとめてみる、などの土台作りをしっかりした上で、問題演習をしてもらいたいと思います。とても手がかかる学習方法ではありますが、今から取り掛かれば十分時間をかけて土台作りが出来ます。ぜひ、今回のテストの反省を踏まえて、次の期末テストに備えてもらいたいと思います。