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啓新セミナー

[2025年6月20日]

得点できる子とそうでない子

 こんにちは。金曜日ブログ担当の大谷 詠子です。梅雨入りしたばかりですが、毎日びっくりするぐらい暑いですね。来週は梅雨らしく雨降りの日が続くようですが、この暑さに湿度がさらに加わるとなると夏が来る前にばててしまいそうですね。毎年6月は我が家は健康診断をしています。体のメンテナンスをしっかりして、この過ごしにくい毎日でもばてないように頑張りたいと思います。

 中学生のテストの振り返りもほぼ終わりました。順位が出始めている学校もあり、子どもたちに結果を聞いていますが、今回は春から時間をかけて対策してきていたので、過去最高の得点、順位を取る生徒が多くいました。その反面、残念ながらイマイチだった生徒もちらほらと…。

 思うような結果が出た生徒とそうでない生徒の違いは何か?毎回結果を見るたびに思案する事柄なのですが、いつも同じ結論に至りますね。結果が出ている生徒は、やるべきことを決められた日までに、きちんと取り組んできています。塾の宿題、小テストに向けた勉強、授業中の様子、全てにおいてパーフェクトとまではいきませんが、その時に出来る限りの精一杯で頑張っています。

 逆に、結果が出ていない生徒は、宿題は取りあえず書き込んではあるものの、特に辞書や教科書を確認したわけでもなく、わからない所は放置状態で空欄。〇つけまでする教科の宿題に至っては、答えを写したのでは?と思うような内容で〇つけも適当。小テストのための勉強もしていないため、毎回不合格。家で宿題をする時にちょっと調べれば出来たであろう問題まで調べず空欄。そのため、授業内での宿題の×直しが授業の大半を占めてしまい殆ど進まず、テスト範囲も終わり切らないという悪循環です。

 テスト直前は自分の弱点対策に時間を使えるように塾の宿題は出していないのですが、得点を上げる子もしくはキープできる子は自分から進んでワークを持ち帰り取り組んでいます。逆に得点を思うように伸ばせない子は、学校のワークに追われ、最悪の場合、「塾の宿題が多かったからワークが出来ていない」という言い訳をすることもあります。塾の宿題は日々の授業の中での理解度を考慮して1人1人量を調節していますし、毎回授業でも学校のワークの進捗度を確認し、それによって量を調節することもしているのですが…。

 特に、英語の小テストについては、単語を覚えることは学校のワークに取り組むうえでも、テストで得点を取るためでも土台となってくるものです。ですから、単語テストに向けた学習は定期テスト対策の一環でもあります。小テストの勉強を毎回きちんと取り組み、合格している子は得点を伸ばしていますし、そうでない子はとんでもない得点となっています。つまり、学校のワークが出来ない理由を小テスト勉強にするのは大きな間違いと言えます。

 中学のテスト勉強は範囲表が出てからが勝負ではなく、日々の家庭学習、塾での学習全てがテスト勉強なのです。テスト前にワークが終わらないと大慌てするのは、その自覚が足りないこと、やるべきことを後回しにしていることの現れです。目標とする得点を取るためには、まずは1つ1つの学習の意味を考え、行動あるのみです。次のテストまで1か月半です。今の日々の取り組みが目指す目標に向かえているか?ということを意識して日々の学習をしてもらいたいと思います。